L-Acoustics は Bastionen の文化的向上に貢献する
2018年4月
意欲的な再活性化プロジェクトの一部として、デンマークのニュボー市の多目的ホール Bastionenに、L-AcousticsのARCS WiFoスピーカシステムがインストールされました。地域の人々に予算内で、固定設備のL-Acousticsの優れた音響効果を提供することができます。
1897年に建てられた歴史のある Borgerforeningens Hus は、デンマーク最初の首都と考えられているニュボー市で中心的役割を担っていました。Borgerforeningen(市民連合会)の直訳と、実際の意味は少し違います。Borgerforeningens Husは、コミュニティ・ビジネス、懇親会や文化行事などが行われていた、まさに多目的ホールでした。
長年にわたり、この建物は火災に遭い、第二次世界大戦中に占領軍の本部として使用され、解体され、建て直され、大規模改修工事が実施される前に改めて火事に遭って、2006年にはジャスクラブとディスコとして再建されました。
2014年、ニュボー市は建物の所有権を取得し、将来の利用方法を地元住民と協議しました。一年間協議を重ねた結果、主に文化センターとして再構築するために多額の投資を行うことを決定し、地域社会のイベントだけでなく、ニュボー市の地域外からも新しいショーのためにステージを提供することにしました。
その変貌を公表し、旧「Borgerforeningens Hus」は「Bastionen」(砦)に改名されました。現在、Bastionenは地域社会の活動に加え、ライブミュージック、演劇、ダンスイベントなど、幅広い舞台芸術を主催しています。
L-Acousticsのウエーブフロント・スカルプチャー・テクノロジー(WST)を使用することで、ARCS WiFoは高いSPL、ネイティブの低域特性及び、遠距離でも一定した音色バランスの組合せによってBastionenの様々なアプリケーションに容易に対応することができます。
ニュボーに本拠を置くオーディオ・ソリューション・プロバイダLydfabrikkenは、演劇プロダクションのための音響を専門にしています。Lydfabrikkenは昔からL‐Acousticsのシステムを好んでおり、レンタル機材として、Kara、ARCS WiFo、X12、8XT、5XT、SB18、SB28及びLA8とLA4Xアンプリファイドコントローラを所有しています。Lydfabrikkenは、デンマークのL‑Acoustics認定プロバイダ「Matrix Sales」がBastionenに提供する新しいサウンド・システムの一般入札に参加するように誘われました。
「価格と品質の観点からみると、WiFoシステムに勝るものはありません」 とLydfabrikkenのAnders Stadelund氏が述べています。
Lydfabrikkenは、ステージの左右に4台ずつのArcs Focus と1台ずつのX12がサイドフィルとして構成されているシステムを設計しました。フロントフィルとして4台のX8もステージの前面に均一に配置してあります。更に、2台のX8エンクロージャーが客席の中程に左右1台ずつ設置され、バルコニー向けのディレイスピーカーとして使用されています。グラウンドスタックされた3台のSB18サブウーファーが低域のバンドワイズを拡張しています。
歴史あふれるBastionenは、大幅に改善され新しく生まれ変わったパーフォーマンス・スペースを自慢に思っています。L‑Acousticsの新しいシステムのお陰で、Bastionenのような中規模の劇場に最適な、コンパクトな形で業界をリードする音響システムを観客に提供することができます。その結果、売り切れてしまうパフォーマンスが珍しくないほど、ビジネスの拡大が続いているとStadelund氏が述べています。
これからの2018年のプロダクションには、「Absolute ABBA」、デビューアルバムが公開される前にロスキルド・フェスティバルに出演したDangers of the Seaのパフォーマンスや、Cоmedy–klubbenで楽しい夜などが含まれています。