2018年6月

Showtime Sound LLCは、LA Network ManagerでコントロールできるKaraとKiva IIを使用しました。これにより、Chris “Cap” Capalettiは、ほぼ一人でサウンド・ショーをミックスすることができました。 スクリプス・ナショナル・スペリング・ビーは、1925年、初のコンテストから続く、アメリカの文化教育機関です。今年のスペリング・ビーは、Bee Weekの最後を飾り、2011年以来イベントを開催しているGaylord National Resort and Convention Center(ナショナル・ハーバー、メリーランド州)で5月31日に行われました。Chris Capalettiは、イベントと同時に規模の大きくなったコンテストのサウンドシステムのリーダーとなりました。 今年、米国内外の1100万人の中から選抜された516人の学生がファイナルラウンドで競い合いました。

数千人の観客に完璧なカバレッジと高い明瞭度を提供するために、Capaletti氏は、両側にフライングされた6台のL-Acoustics KaraのメインL/Rハングと、遠い側のオーディエンスをカバーするために5台のKiva IIで構成された2つのラインソースアレイシステムをセットしました。5台のコアキシャルX8ボックスがステージモニターとしてインストールされ、4台のKS28サブウーファーは低域の補強のために舞台裏にインストールされました。

また、ディレイとして、4台のKaraを使用した4つのアレイをフライングしました。メリーランド州に本社を置くShowtime Sound LLCが提供した全てのシステムは、4台のLA-RAK IIにマウントされた12台のLA12Xアンプリファイドコントローラによってドライブされていました。

Capaletti氏が、このイベントにL-Acousticsシステムを導入することを決めた理由は、アンプのリアルタイム・コントロールとモニタリング、直感的なワークフローとアプリケーションによってドライブされるGUI、ネットワークを介したユニットの自動検出とマッチングなど、多くの機能を備えたL-AcousticsのLA Network Manager にありました。

「現場でシステムを管理する場合、LA Network Managerのツールが最高です」と、Capaletti氏は言いました。 Capaletti氏は6年前からスペリング・ビーの音響の責任者で、L-Acousticsシステムの導入を行いました。「プログラムにより、アンプとグループを直感的に管理できるので、設定を変えることでリアルタイムに変化を比較することがきるようになりました。そのおかげでリグとコンソールに、もっと時間を費やすことができます。L-Acousticsだと、やりたいことを素早く終えることができます。これはこのようなイベントで非常に重要です。テレビ中継(コンテストがESPNで放送されていました)が入ると、たくさんの照明が必要になり、リハーサルが開始される前の時間が少なくなってしまいます。これにより、システムチューニングのほとんどは耳でやらなければいけません。このような場合、LA Network Managerは、本当に最高のソフトウェアです」

「L-Acousticsのハードウェアの設計にも助けられました」と、Capaletti氏は言いました。X8スピーカの4台は、発表を待っている参加者のために、ステージ上のトラスにアレイされていましたが、5台目のスピーカはユニークな問題を解決しました。「5台目のモニターをステージ上の前方に置くことで、参加者にとってモニターの音が審査員と同じ方向から聞こえるようになり、自然に感じられるようにできました」と、Capaletti氏は説明しました。

「しかし、毎年、ステージと審査員の間の空間が狭くなってきています。X8はこのような状況にぴったりのサイズであり、小さいながらも、参加者に非常に自然に聞こえる音声を提供します。これは、一見些細な事に思えますが、このようなショーでは大きな意味を持ちます。L-Acousticsはそれを良く理解しています。

L-Acousticsが提供するこの様なツールがなければ、このレベルのイベントを成功させることはできません」

今年のScripps National Spelling Beeの詳細については、www.spellingbee.comをご覧ください。Showtime Soundの詳細についてはwww.showtimesoundllc.comをご覧ください。今年の勝利の瞬間を見るには、ここをクリックして下さい。