2018年9月
フェニックスに本社を置く音響・映像・照明レンタル・ステージング会社が K2/Karaシステムを追加し、アメリカのコーポレートイベントとフェスティバルの観客の両方をサポートします。

社名だけを聞くと、限られた地域にビジュアル設備のみ提案する会社と思われるかもしれませんが、実はVideo Westは全米で顧客や観客にサポートを提供するフルサービスの音響・映像・照明レンタル・ステージング会社です。

アメリカ国内の顧客により良いサービスを提供するために、Video Westは、North Dakota State Fair、Sturgis Motorcycle Rally、Citadel Country Spirit USAミュージックフェスティバルなど、今年の夏に行われた様々なイベントのためにL-Acoustics K2/Karaシステムを購入しました。

新しいL-Acousticsシステムは主に48台のK2と24台のKaraエンクロージャー、24台のK1-SBと24台のKS28サブシステム、LA12XおよびLA8アンプリファイド・コントローラーで構成されています。昨年Precise Corporate StagingのDavid Sternが入社してナショナル・コーポレート&エンタテインメント・アカウント部門担当バイスプレジデントに任命されたときにVideo Westの既存のL-Acoustics V-DOSCおよびKudoエンクロージャーに追加されました。

Video WestのKaraシステムが、デトロイト、ロサンゼルス、ニューヨークの一連の自動車ショーを含むコーポレートイベントでほぼ常に使用されているため、同社のK2システムの大部分は7月下旬から、Florida Georgia Line、Dierks Bentley、Cheap Trick、Nickelbackなどの有名なアーティストを集めたNorth Dakota State Fairなど、様々なフェアやフェスティバルで採用されました。

8月上旬、K2リグはサウスダコタ州の世界最大のオートバイイベントに使用され、Sturgis Motorcycle Rallyのコンサートサウンドを提供し、Black Hillsに50万人のバイカーを迎えました。

 Buffalo Chip CampgroundのメインステージとなったWolfman Jack Stageで使用されたL-Acousticsシステムは10日間、Kid Rock、Foreigner、Eric Church、Lynyrd Skynyrd、Queensrÿcheなどの有名なアーティストによる15,000人以上のフェスティバルで利用されました。

 「Buffalo ChipでK2を採用する前に、このフェスはV-DOSCを6年間も使用しました。」と、Video Westの最高執行責任者、Aaron Fellerは言います。

「V-DOSCは確かに素晴らしいスピーカー・システムなのですが、K2は3インチのダイアフラム・コンプレッション・ドライバーのおかげで、これまでよりはるかに良い仕事をしています。K2の持つこの高域の馬力なら、アレイの前にある巨大なスクリーンがないかのように美しく聞こえてきます。K2のPAは、フェスティバルマネージャ、スポンサー、バンド、ファンたちの皆を満足させます。」

Sturgisから2週間も経たないうちに、同じシステムがペンシルバニア州、チェスター郡に運ばれ、Alabama、Toby Keith、Brad Paisley、Dustin Lynch、Trace Adkins、Jake Owensなど、様々なアーティストのパフォーマンスを主催したCitadel Country Spirit USAで使用されました。

 これらのイベントで使用されたシステムのセットアップもほぼ同じでした。 システムは、各側に15台のK2と8台のK1-SBサブのメインアレイと、9台のKudoのフロントフィル、ローエンドを補強した12台のKS28サブのグラウンドスタックで構成されました。

4台のKaraフロントフィルと、12台のX15 HiQウェッジとSB28サイドサブの上にスタックされたARCS IIのサイドフィルがミュージシャンのモニターシステムとして使用されました。

全システムはLA12X とLA8アンプリファイド・コントローラーによってドライブされました。

「インイヤーシステムを利用していないアーティストは皆X15HiQを気に入ってくれます。」と、Feller氏は指摘します。

「非常に軽量ながらも、すごくパワフルです。L-Acousticsのスピーカーは本当に不思議です。 軽量でこんなに扱いやすいのに、大きくて重いボックスのようなパワフル音を出せるなんてすごいです。」

アーティストやクルーから絶賛されたX15 HiQの軽量なのにパワフルなサウンドは、K2の製造過程で、機械的な振動分析から導き出された教訓に基づいています。

結果的に、Xシリーズ、特にX15 HiQの開発に採用されて、構造的に不要な木材を排除しました。

「また、ARCS IIとSB28を組み合わせることで、すべてのバンドを喜ばせるステージリグを手に入れました。Video West のチームを常に手助けするためには、素晴らしい音を出せることだけでなく、迅速かつ効率的に設置できるラウドスピーカーシステムが必要です。」

「L-Acousticsはスピーカーの配置というツアーの課題の1つを移動ドリーでうまく対応してきました。」

「ほとんどのPAは、デッキの面積をたくさん必要とする列車システムを使用してフライングしています。一方、K2、K1-SB、そしてKudoを移動ドリーに載せることで、トラックからすぐに積め込んだり下ろしたりでき容易に移動できるので、フライングするスペースと時間がほとんどかかりません。物流的に本当に素晴らしいことです。」

Feller氏は、最高のコンサート・サウンド・システムは、それをセットアップして実行する人たちの才能の証だと指摘して、今年のフェアとフェスティバルの成功をフリーランス・オーディオコントラクターのPete Barbaree とJimmy Klugeと緊密に協力したVideo Westヘッド・オーディオ・エンジニアのRusty Gageのおかげだとたたえました。

「彼らは、L-Acousticsシステムを最大限に生かすことに全力で努めました。」とFeller氏は言います。

「今年の夏は、常にシステムを褒められました。Buffalo Chipでは、サウンドに酔いしれたForeignerのメンバーがGage氏に最高のシステムだったと言いました。 そのような有名なバンドから褒められて誇りに思います。実は、イベントの成功の理由は、機材とチームの両方にもあります。」