Metalworks Production GroupはL-Acousticsと前進
2018年11月
トロント市の西隣、ミシサガにある約4600㎡の複合施設、Metalworksを見ると、小さい規模でのスタートだったことは信じがたいかもしれません。
プライベート・スタジオとしてスタートした同社は、大規模な商業スタジオ、制作学校、フルK2システムを含むL-Acousticsスピーカーシステムに大幅に投資しているライブサウンド・プロバイダー等、様々な活動に取り組んでいる多面的な事業に成長しました。
2005年、Metalworks Studiosはライブ・サウンド会社2社を買収し、フルサービス・プロダクション会社、Metalworks Production Group(MPG)に生まれ変わりました。買収された企業の中で、1社は既にL-Acousticsのレンタルネットワークパートナーであったため、MPGは当初からL-Acousticsの認定プロバイダーになっていました。「最初は、およそ50台のV-DOSCと100台のdV-DOSCを持っていました」と、MetalworksのCEO、Gil Moore(アメリカとカナダでプラチナ賞とゴールド賞を27回受賞したカナダのロックバンド、Triumphのドラマーとボーカリスト)は説明します。
アーティストとしてツアーの経験を持っている彼は、会社の経営について独特の解釈をしているだけでなく、ライダー条件に対して強く意識をしています。Moore氏によると、L-Acoustics製品の大規模な投資を3つの理由から「戦略的優位性」と呼んでいます。「第一に、L-Acousticsのスピーカーは、ライダー条件のトップに選ばれます。ビジネスオーナーとしては、それでストレスが減少します。なぜなら、ステータスのトップにいられるからです。」
MPGの機材はL-Acousticsの種類が豊富です。「既存の120台のKara、32台のK2と42台のSB28サブウーファーに、複数のLA12Xを収納したのLA-RAK IIアンプラックと16台のKS28サブシステムを最近追加しました」と、MPGジェネラルマネージャーのMike Primeau氏は述べています。「また、20台のKiva IIと8台のSB18サブシステム、12台のARCS Wideと12台のX15 HiQウェッジもあります。とりわけ、まだ11台のdV-DOSCと23台のV-DOSCを持っています。よく、フェスティバルでK2のメインシステムのディレイとして使用しています。K2のような新しいシステムでは、サウンドが近くにあり、密接に感じます。」
第二に、多くのサウンド・エンジニアが最初に気づくものです。Moore氏はリギングの角度を挙げています。「新しいシステムで現場に出ている人は誰でもそれに気が付きます。K1とK2の大型システムの最新版では、リギングによるスピーカーの明瞭度は劇的に改善しました。」
第三は、音色の一貫性です。「KivaからK1まで、キャビネットのサイズにもかかわらず、すべてのL-Acousticsエンクロージャ似た音質を持っています」とMoore氏は加えて述べています。「V-DOSCとdV-DOSCを振り返ってみても、それらは同じ音質と同等な音色を持っています。非常にスムーズなハイエンドと同様にスムーズなローエンドです。」
「Kシリーズが登場したとき、ローエンドがさらに強くなったと感じました。これは現代のオーディエンスの好みに合致しています。時間が経つにつれて、強いローエンドがより多くのミュージック・ジャンルで求められています。L-Acousticsのサブウーファーのボイシングは実際に向上しました。それがLA12XとLA8アンプリファイド・コントローラのおかげでもあると私は思います。例えば、V-DOSCやdV-DOSCでも同じコントローラーを使用すると音質がだいぶ向上するので、コントローラの使用によりKシリーズの性能は同様に非常に向上していると思います。」
Moore氏は、もうツアーに出ていませんが、「あの時」と同じように忙しいです。Metalworks Studiosはオンタリオ州で最大の商業スタジオで、レコーディングやライブ・プロダクションを教えるその関連学校、Metalworks Institute of Sound & Music Productionはオンタリオ州で最大の私立専門学校でもあります。「オンタリオ州でメディア芸術の学生が一番多い学院です(学生数200人以上)。また、クラウドベース・スタジオを開発している第3の会社AudioWorksにも取り組んでいます」と、Moore氏は誇らしげに語っています。「実は、私は今がもっと忙しいですが、音楽ビジネスが大好きで楽く感じます。大人になっても仕事をしたことがないですね。今でも趣味に思っており、本当に楽しんでいます。」
MPGの詳細については、metalworksproductions.com をご覧ください。