LD Systemsは、RODEOHOUSTONのファンにL-Acousticsでスリリングなライドを
2019年4月
巨大なK1システムは、記録的なコンサートシリーズに最大のインパクトと忠実度を提供
3週間にわたって、テキサス州ヒューストンのNRGスタジアムに250万人以上の来場者が集まり、今年のRODEOHOUSTON®は多くの点で記録的な成功を収めました。Houston Livestock Show and Rodeo™(HLSR)が主催する、活気に満ちたロデオアクションとコンサートイベントの2本立てを毎日フィーチャーしたイベントで、動員記録は2019年に3度も更新されました。1度目は3月1日、Cardi Bが75,580人のファンを集めた日、2度目は3月10日にロス・ティグレス・デル・ノルテが75,586人の動員で記録をわずかに超え、そして3月17日、「キング・オブ・カントリー」ジョージ・ストレイトが、30回目のロデオ公演で、NRGスタジアムの史上において記録的な80,108人の観客を集めました。
大好きなアーティストを聴きに来たこれらの音楽ファンを喜ばせるには、巨大なコンサートサウンドシステムが必要でした。その課題を解決するために、ヒューストンに本社を置くLD Systems が360台のL-Acousticsラウドスピーカーエンクロージャをイベントに提供しました。
ポップス(Camila Cabello)からEDM(Zedd)、ロック(Carlos Santana)やたくさんのカントリーミュージックアーティスト(Brad Paisly、Luke Bryan、Tim McGrawなど)まで、様々なラインナップのエンタメゲストが、パワフルで多才なサウンドシステムを必要としました。LD Systemsのソリューションは、L-AcousticsのK1によるSRシステムでした。
「2012年8月に初めてK1システムを導入し、2013年の始めにRodeoで、初めて使用しました。」とLD Systemsプロダクション・サービス担当ディレクタRobert Ausmus氏は回想して言います。同社は1992年以来ずっとHLSRにSRシステムを提供してきました。「最近のこのイベントではずっとK1を使用しています。そのパワフルなスローと、この会場のような難しい環境でも優れたローエンドのパターンコントロールができることが一番の理由なのです。L-Acoustics以前に使用していたシステムでは、最適なコントロールを実現することができず、ローエンドのインパクトが常に問題になっていました。K1では、そういう問題は一回もありませんでした。」
L-Acoustics Soundvisionアコースティック・モデリング・ソフトウェアを使って、LD Systemsは、会場の長い側面に沿って4つごとにフライングされた、4台のK1-SBサブウーハーの下に9台のK1エンクロージャーと6台のKaraによる8つのアレイで構成された仮設システムをデザインしました。さらに、4台のK1-SBの下に10台のK1による4つのアレイがエンドゾーンをカバーし、ロデオグラウンドを囲むシュートエリアの仮設の客席は8台のK2による4つのハングにカバーされ、6台のK2による12ハングがアリーナの上部をカバーしました。
ジョージ・ストレイトとスペシャルゲストのライル・ラヴェットとロバート・アール・キーンが出演した最終日のコンサートでは、それぞれ4台のARCS IIで構成された4つのアンダースコアボードハングが、ロデオフィールドの土とインフラが取り除かれた後にスタジアムフロアに追加されました。エプロンフィルとして8台のコンパクトなKiva IIエンクロージャも配置され、グラウンドスタックされた 24台のKS28サブウーハーが、記録的なショーにパワフルなローエンドを提供しました。
ジョージ・ストレイトがRODEOHOUSTONで最後に演奏したのは、2013年の終わり『The Cowboy Rides Away Tour』ツアーの一環でした。それ以来、会場に360°回転する星型ステージが導入され、イベントのサウンドシステムデザインの修正が必要となりました。「Soundvisionは不可欠なツールです」とAusmus氏は言います。「今年は、アレイの位置を変更する必要があり、Soundvisionを使用してこれらの新しい位置を検証しました。特にジョージ・ストレイトへの転換では、Soundvisionは最適なカバレッジとパフォーマンスを確保するために、デザインにおいて重要な役割を果たしました。ブラッド・ペイズリーによる最後のパフォーマンスの後、16時間以内に次のショーが始まるまでにシステムのサウンドチェックを行わなければならなかったため、非常に厳しいスケジュールになりました。間違えは許されなかったのですが、Soundvisionのおかげで心配することはありませんでした。」
すべてのL-Acousticsスピーカーシステムは、合計138台のLA8と12台のLA12Xアンプリファイド・コントローラーによってドライブされました。それらのほとんどは、ケーブル配線とギアの設置面積を最小限に抑えるためにフライングアレイの上に積み重ねられたLA-RAKカートに収納されました。さらに、16台の115XT HiQモニターウェッジ、2本のSyvaによるサイドフィル、そして 2台のSB18サブウーハーで構成された ステージモニタリングパッケージが、L-Acoustics システムを完成させました。
HLSRチームによると、今年のサウンドシステムのパフォーマンスは、スポーツイベント時のアナウンスコメントの高い明瞭度から、コンサートの素晴らしい忠実度まで、完全な成功を収めたとのことです。「ヒューストン・ライブストック・ショー&ロデオでは、私たちはできる限りのことを行い、最高のサービスを提供するように努めています。これには、スタジアムのイベントとその必要なテクノロジーが含まれます。」とHLSRオーディオビジュアル・プレゼンテーション&ブロードキャスト・マネージング・ディレクタを務めるJames Davidson氏は言います。「収容人数72,000人のこのスペースで高い基準のサービスを提供することは決して簡単な仕事ではありません。実は、A級アーティストに対応できるサウンドが得られるのは、LD SystemsがL-Acoustics でサポートする時だけです。」
HLSRエンターテインメントマネージングディレクターのJason Kane氏は、次のように述べています。「我々は、20以上のスタジアム クラスの コンサート・パフォーマンスを主催しており、エンタメ業界の一流アーティストが何組も出演しています。」 「観客に忘れられない体験を提供するために、K1などの最高のサウンドシステムを用意できるLD Systemsのようなパートナーは非常に重要な存在です。アーティストがこのイベントへの招聘に同意し、私たちがL-Acousticsを使用することを知ったとき、彼らのプロダクション・チームはいつも安心してくれます。」
RODEOHOUSTONに続いて、LD SystemsのK1システムはLollapalooza、Austin City Limits、Voodoo Music + Arts Experience、ナッシュビルの2019 NFL Draftや、クロスレンタルネットワークにおける様々なイベントなど、複数のフェスティバルからの需要がとても高いです。そのような厳しいスケジュールの中で、Ausmus氏はL-Acousticsの熱心のサポートを高く評価しています。「私はこの業界で38年間仕事をしてきましたが、他のメーカーが行う顧客のケアでL-Acousticsに、匹敵するメーカーを見たことがありません。彼らは真のプロのチームで、私たちが助けを必要としたとき、ほとんどの場合誰かがサポートをしてくれました。私たちがそのような優秀なチームのメンバーであることを感じることができて本当にうれしいです。」