L-AcousticsはL-ISA Controller v2.0ソフトウェアアップデートをリリースし、新しい追尾システムパートナーを発表
2020年1月
Modulo Kinetic、Stagetracker II、Spot Me、BlackTraxはすべて、自動または手動によるオブジェクトトラッキング用のL-ISAの最新バージョンと互換性を持つようになりました
新年に入り、L-Acousticsは、L-ISA Immersive Hyperreal Soundテクノロジーの重要なソフトウェアアップデートのリリースを発表しました。このアップデートにより、ユーザーは追尾されるオブジェクトの位置を3Ⅾビューで監視できるようになります。L-ISA Controller 2.0では、すべての認定の追尾システムにパンニング、広がり、距離、高さなどのソースパラメーターをマッピングし、スケーリングできます。
そして、L-ISA 2.0アップデートと同時に、L-Acousticsは、L-ISAエコシステム内で機能できるようになった4つの追尾ソフトウェアプロバイダー、Modulo PiのModulo Kinetic、TTAのStagetracker II、Robert JuliatのSpotMe、およびCAST SoftwareのBlackTrax Tracking Solutionとのパートナシップを発表しました。
「世界中の何千ものショーで何百万人もの観客を楽しませたL-ISAは、ライブイベント・プロダクションの業界で最も忠実かつパワフルで、最も使用されているイマーシブ・オーディオソリューションです。」とL-ISA R&Dディレクターのギヨーム・ル=ノスト氏は述べます。「最新のソフトウェアと新しい追尾システム・パートナーシップの広がりにより、L-ISAの非常に自然なオーディオ再現と、ステージ上のビジュアル・エレメントのスムーズで正確なリアルタイム・トラッキングを組み合わせることで、オーディエンスのためにハイパーリアルサウンドの基準をさらに高めることができます。 」
当初からL-ISAソフトウェアと互換性があった BlackTraxは、カメラベースの2Dおよび6D追尾システムを提供していましたが、v2.0になりインフラストラクチャ内での統合が改善されました。新機能には、L-ISA OSCブリッジでリアルタイムトラッキングプロトコル(RTTrPM)ポジショニングデータ出力形式をOpen Sound Control(OSC)プロトコルに変換する機能と、L-ISAのTrackers設定のページが含まれています。
Modulo Piによって設計されたModulo Kineticは、完全に統合されたハイエンドのメディアサーバーソリューションです。最新版のModulo Kinetic 3.3がL-ISAに完全に統合されたことにより、映像と空間オーディオとの間で、リアルタイムでの相互作用が可能になります。空間オーディオシステムは、Modulo Kineticのプリロードされた膨大なデバイス・ライブラリに組み込まれており、Modulo KineticとL-ISA間の双方向の相互作用を可能にします。さらに、Modulo Kineticのネイティブ・トラッキング・モジュール「KineMotion」は、L-ISAの認定した追尾システムとなります。
一方、Stagetracker IIは、OSC通信プロトコルをネイティブで使用してPSNをサポートする、ワイヤレスによるオーディオ、映像、照明用の3D追尾システムです。ソフトウェアユーザーインターフェイス内で直感的にL-ISAセットアップページを提供するStagetracker IIは、屋内または屋外のあらゆる環境で確実に使用でき、必要に応じてRFタグを衣装や衣服の中に隠すことができます。
Robert JuliatのSpot Meは、フォロースポット・オペレーターが操作する、手動で使いやすい3D追尾デバイスです。迅速かつ簡単なセットアップにより、SpotMeはエミッタやカメラなしでリアルタイムで追尾情報を提供することができます。ポジステージネット(PSN)測位データ出力フォーマットを統合すると、PSNはL-ISA OSCブリッジでOSCに簡単に変換できます。
※L-ISA Controllerソフトウェア 2.0とそれに関連する追尾システムパートナーのコラボレーションの詳細については、www.l-isa-immersive.comをご覧ください。(英語)