L-AcousticsはMilan認定の設備向けLA2Xiアンプリファイド・コントローラーを発表
2020年2月
変更可能な4 x 4チャンネル構成により、さまざまなスピーカーに対応します
ますます堅牢な設備市場ではスケーラブルで経済的なアンプリング・システムが要求されることを認識し、L-Acousticsはオランダ、アムステルダムで開催されているISEで、初の固定設置向けアンプリファイド・コントローラーを発表します。主にL-Acoustics小型スピーカーにパワーを供給するために設計された、ブリッジ可能な4×4チャンネルを持つLA2Xiは、4チャンネルまで出力することで、さまざまなアプリケーションにおいて低出力からフル出力で中型および大型のスピーカーをドライブすることもできます。LA2Xiは、レジャー施設のBGM、パフォーミング・アーツセンターの分散フィルシステム、スタジオモニター、プライベートオーディトリアムなどに最適です。
LA2Xiはさまざまなアプリケーションのニーズに対応し、1~4出力チャネル構成で設定できます。4×4シングルエンドモードでは、最大16 台のX4iまたは5XTコンパクトコアキシャル・スピーカーをドライブできます。大きな音圧を必要としない住宅用途では、LA2XiはエレガントなSyvaとSyva Lowコリニアソース・スピーカーによるステレオシステムをドライブできます。LA2Xiを4×2モードでブリッジすると、A10iおよびA15iミディアムスロー・ラインソースまたはKS21iサブウーハーにチャンネルあたり1260 Wの強力なパワーを供給します。4×3構成では、SB15mサブウーハーと組み合わせた2台のX8リファレンスモニターをドライブできます。すべてのチャンネルを4×1モードでブリッジすると、1台のKS28リファレンスサブウーハーに2550 Wのパワーを供給できます。
ラックスペースを少なくするために1Uシャーシにパッケージ化されたLA2Xiは、統合アプリケーションに最適化されました。スマートなフロントパネルの裏には、ラウドスピーカーのコントロール、保護、モニタリングの機能、そしてシステム調整とキャリブレーションのための包括的なツールセットを含む、フラッグシップのLA12Xツアーリング用アンプリファイド・コントローラーと同じDSPエンジンが隠されています。Milan認定のLA2Xiは、アナログおよびAES入力に加えてシームレスなリダンダンシーを可能にするAVBを提供します。リアパネルには、AESおよびアナログ入力、スピーカー出力、DSPカード用の4つのGPIOおよび24 V DCバックアップ電源用のコネクタ端子が含まれています。このように、外部コントロールとモニタリングが可能になり、電力損失の場合の迅速な回復が保証されます。
L-Acousticsのエレクトロニクス開発ディレクターを務めているゲニオ・クロナウアー氏は、次のように説明します。「高性能化と高効率化で有名になったL-Acousticsアンプイリファド・コントローラーの種類を増やすことを嬉しく思います。設計からリリースまで、LA2Xiは、インストールパートナーのニーズと仕様を満たすように細かく考えられました。柔軟な入出力アーキテクチャにより、強力な新製品になります。」
LA2Xiは、AVプロフェッショナルが規模とジャンルに関係なく、印象的なインストールプロジェクトを設計し提供できるようにする、L-Acousticsによる多目的で堅牢な新しいツールです。
LA2Xiは2020年9月にフランスから出荷開始される予定です。