ロンドン・ハイゲートにあるL-ISA本社のL-ISAデモ施設

2020年2月
新しい取り組みとして、L-ISAのデモンストレーションを多数の地域で行えるようになります

L-ISAテクノロジーの需要が増え続けている中で、L-Acousticsは世界中の戦略上重要な場所でL-ISAオーディトリアを展開しています。現在、L-ISAイマーシブ・ハイパーリアル・サウンド・テクノロジーのデモ、トレーニング、ミキシングセッションは、L-Acousticsの厳密な仕様に合わせて設計された多数の国のL-ISAオーディトリアでアクセスできるようになりました。

「プロのオーディオ市場でのL-ISAテクノロジーの開発をサポートするために、仮設と固定の、既存パートナー、アーティスト、潜在的なクライアントが利用できる、L-ISAデモルームに向けたシステムを開発しました。」と、L-Acousticsアプリケーション担当、執行役員セドリック・モントレゾール氏は述べます。「世界中のL-ISAオーディトリアのネットワークは、L-ISAイマーシブハイパーリアルサウンドテクノロジーの自然で親密な空間オーディオ体験を保証する厳しい基準に合わせて設計されました。」


パッケージには2つのバージョンがあります。一つ目は、最適化されたソースローカリゼーションに必要な解像度、イマーシブ効果、およびリバーブに必要な広さを提供するフロントシステムです。もう一つには、前述の構成に加えて、イマーシブ体験を高め、ダイレクトサウンドおよびルームエンジンの3D機能を実証する補完的オーバーヘッドシステムが追加されます。

「この一年間で、25以上のセミナーで160人のプロのサウンドデザイナーとミキシングエンジニアをトレーニングしました。合計75日間のトレーニングです。」と、L-Acousticsのサイエンス・アウトリーチ・ディレクター、エティエンヌ・コルティール氏は加えて述べます。「施設を追加し展開することで、パートナーはL-Acoustics認定トレーナーと一緒にそれぞれの国でトレーニングセミナーを開催でき、L-ISAトレーニングをより多くのプロに利用していただくために重要なステップとなります。」

これまでに、フランスのマルクシーにあるL-Acoustics本社、ロンドン・ハイゲートにあるL-ISA本社、英国サリー州のDeltaLive!、カリフォルニア州ウェストレイクにあるL-Acoustics アメリカオフィスの既存の施設に加えて、15のL-ISAオーディトリアが完成しました。これらの新しい施設は、モスクワの認定プロバイダーSonoruss、デンマークのMatrix、フィンランドのAudico、ソウルのKlausys、チェコのPro Music、ドイツのBabbel&Haeger、Groh-PAとWilhelm&Willhalm、フロリダ州オーランドのLMGとニューヨークのSee Factor、中国成都、広州、上海、北京および台北にあるRightwayが設置しました。

オーディトリアはデモ会場、トレーニングサイトとして機能し、プリプロのミックスにも利用できます。タイのワンダーフルーツフェスティバルで3年間、完璧なイマーシブ型の体験を提供してきたDeltaLive!本社は、フェスティバルのイマーシブ・ミックスを準備するために、エレクトロニックアーティストのプリプロダクション本部として利用されています。
このプロジェクトの詳細については、下記リンクをクリックください。
https://youtu.be/O5afAo6bpw4
L-ISAトレーニングの詳細については、https://www.l-acoustics.com/en/training/l-isa/ をご覧ください。(英語)