ポーランドで開催された『sage summit 2019』に、片側 L-Acoustics A15 4台のハングが使用されました。

2020年5月
ポーランドで最もダイナミックな企業の一つが、Syvaでそのサウンドシステムの将来性を強化。

2012年に設立されたMedia Serviceは、ポーランドのイベントテクノロジー市場で最もダイナミックに発展している企業の1つであり、プロの音響、照明、マルチメディア、舞台美術、設備のサービスを提供することで、中規模から大規模な企業イベントを円滑に進めています。まだ比較的若い会社でありながらも、Syvaコリニアソース・スピーカーなど、L-Acousticsのサウンドシステムをはじめとする優れた製品のストックと高いスキルを持つチームのおかげで、業界で確固たる地位を確立し、顧客からの信頼を得ることができました。

Media Serviceの創設者兼CEOであるバルトシュ・コルダス(Bartosz Kordas)氏は、同社がどうやってこのような印象的な成果を上げてきたのかを説明しています。「2012年にL-Acousticsのサウンドシステムを購入したことから、私たちの物語は始まりました。私はずっと高品質のAV機器を集めることに情熱を持ってきましたが、それが着実に実を結び、照明、マルチメディア、そして最近では舞台美術のソリューションを手に入れました。当り前ですが、最初のステップは困難で少し不安でしたが、徐々にスムーズになり、自然と私たちが提供するサービスを補っていけるようになりました。」

今年で8年目を迎えたMedia Serviceのチームは60名のスタッフで構成されており、その中に役員であるカロリーナ・ピオンテック(Karolina Piątek)氏とトマシュ・スティコフスキ(Tomasz Stykowski)氏がいます。同社は、L-Acousticsの5XTX8スピーカーを設置した750mのStudio 360º を含んだ、1500m2の巨大な倉庫に最高品質の製品を備えています。ワルシャワ近郊のソコワフに本社を置き、サービスセンター、スタジオ、そして最も重要なことに、高度な技術を持ったスペシャリストのチームを揃えています。

ポーランドで開催された『sage summit 2019』でMedia Serviceは、L-Acoustics Aシリーズによるシステムを使用しました。

購入を決定する際、競争力を維持するために慎重に機材を選択しなければなりませんでした。「当初から、実験する余裕がないことはわかっていました。」とコルダス氏は述べています。「Media Serviceを設立する前、私は技術者として市場に出回っている最高の機材を使って仕事をしていました。だから会社のために製品を手に入れることになったとき、将来性のある高品質のソリューションを選択することが長期的に利益をもたらすことを知っていました。」

サウンドに関しては、チームはL-Acousticsの実績あるソリューションに信頼を置いています。「L-Acousticsブランドを当初から使用していたので、追加するシステムコンポーネントや特定のシステムソリューションの選択は、自然で当たり前でした。」とコルダス氏は続けます。「私は個人的にオーディオ市場をよく知っていますが、会社のオーナーとして最も重要なことは、常にビジネスの効率性でした。L-Acousticsシステムは、音質や技術的なスペックだけでなく、受注活動を不自由なく行えます。自分達の目的が明確な顧客であれば、L-Acousticsというブランド名で取引が成立します。」

Media Serviceは現在、L-Acoustics Syva、XシリーズAシリーズを所有しており、それらは様々な規模のイベントを手掛ける際の必要な柔軟性を提供しています。「例えば、Aシリーズは、多種多様なイベントに使用するソリューションです。」とコルダス氏は述べています。「ホリデーシーズン以外では屋外での仕事は珍しく、注文の8割以上が屋内イベントなので、様々な展示ホールやホテルの会場に適用できる、なるべく汎用性の高いシステムが必要でした。」

ポーランドで開催された『sage summit 2019』で、片側 L-Acoustics A15 4台のハングが使用されました。

Media Serviceは、大規模のボクシングトーナメント、航空会社の新路線発表会見、多数のGoogleカンファレンスに加え、多くの大規模、中規模のイベントなど、印象的で豊富な導入実績があります。

「チームにとって、Aシリーズの最大の利点は、その使いやすさと、垂直・水平構成の両方で、システムを吊り下げたり、グラウンドスタックしたりする際の信じられないほどの柔軟性にありました。」とコルダス氏は付け加えます。「世界で最も汎用性の高いシステムの1つで、妥協することなく構築されています。市場には他にも優れた製品がありますが、Aシリーズほど品質の高いものはありません。」

プロジェクトの70%以上がワルシャワで行われており、ポーランドのL-Acoustics認定ディストリビューターであるAudio Plusがワルシャワに本社を置いていることで、チームは必要に応じて技術的なアドバイスや実践的なサポートを受けることができます。

「大規模なシステムを使用する必要がある場合は、いつでもAudio Plusに頼ることができます。最近では、AシリーズA15と一緒に、驚異的なL-Acoustics P1プロセッサーをテストしました。どちらのソリューションも非常に気に入っています。」とコルダス氏は述べます。「これらの製品をすべて所有することは当社の夢ですが、市場全体のニーズを一年中満たすようモデルを構築することは、単純に不可能です。当社の企業プロファイルは、必ずしも最大規模のシステムに投資することを必要としないので、最も汎用性の高いモデルに投資して、持っていない物をAudio Plusに借りることにしています。」

ポーランドで開催された『sage summit 2019』で、Media ServiceはL-Acoustics Aシリーズによるシステムを使用しました。


Audio Plusは常に一歩先を行く前向きな考え方の会社で、今回の販売取引関係はほんの始まりに過ぎないと、L-Acousticsのセールスマネージャーであるフローラン・クンツ(Florain Kunz)氏が加えて説明します。「彼らはクライアントへ完全なサポートを提供しており、ポーランド市場での質の高い仕事に非常に満足しています。」とクンツ氏は述べます。「Media Service のような企業が、Audio Plus との関係を、単に高品質な製品を提供してくれる関係以上に、自社の成功の鍵を握る重要な要素として見ていることも驚くべきことではありません。」

Media Service が企業イベント市場で培ってきた成功と成長は、特にSyvaに要因があります。「Syvaは常に動いており、おそらく私たちが一番よく使うシステムです。実際、Syvaは倉庫に戻ることはありません。」とコルダス氏は説明します。「現在の市場で、他のすべてのサウンドシステムよりも Syvaの優位性が高いのは、その美学にもあるのです。Syvaのような柔軟性と効率性を備えたシステムは他にありません。」

L-Acousticsと8年間使用してきたコルダス氏は、Media Serviceが提供できるサウンドに限界はないと感じています。「私たちは常にお客様から与えられた、新しい課題を抱えています。」と締めくくります。「しかし、適切に対応し、どんなアイデアでも実現させることができます。」

Media Service創立者兼CEOのバルトシュ・コルダス氏。