KaskadeはL-Acousticsで新年を迎える
写真提供者:Drew Ressler/RUKES.com
2021年1月
Pro Systems AVは、SilverLakes SportsComplexで開催されたEDMショーにK2システムを導入しました
カリフォルニア州のシルバーレイクスは、12以上のフルサイズのサッカー場と5つの乗馬エリアで、スポーツ愛好家に親しまれています。しかし、この大晦日では、サンディエゴに本社を置くPro Systems AVが導入したL-Acoustics K2システムを使用して2021年を迎えたスーパースターDJ Kaskadeをヘッドラインに、ドライブインコンサートを開催するなど、この複合施設のショーマンシップを高めました。
最大収容台数700台を完売したショーは、J.WorraとRavellのセットで幕を開け、Kaskadeがステージに登場することで、SilverLakesのコンサートエリア「The BackYard」での6時間以上に及ぶEDM音楽を締めくくりました。Activated Events、Versa、Nederlander Concertsが主催したこのイベントは、オンラインのABRACADABRA Festivalでさらに多くの観客にライブストリーミングされました。この日は、ニューヨーク時間23:00から01:00までの2時間のフルセットで新年を迎えたKaskadeの姿が際立っていました。
Pro Systems AVは、ショーの照明と映像制作のすべてのデザインと設営に加えて、スピーカーシステムの全てを供給しました。主な構成は、片側12台のK2によるメインアレイと、ステージの正面にカーディオイド構成で5台ずつ設置された20台のKS28サブウーハーのグラウンドスタックで構成されました。イントレ上にスタックされた片側2台のA15は、投影スクリーンの正面に駐車された車両に向けインフィルとして機能し、5台のKaraと1台のSB28によるの6つのタワーはディレイを提供しました。
Kaskadeのライダーに従って、ステージ上で「Texasヘッドフォン 」のセットと、3台のKaraエンクロージャーが、DJポジションの左右にあるKS28にストラップで固定されされてモニターとして使用されました。メインPA、アウトフィル、サブウーハー、モニターは、それぞれ3台のLA12Xと1台のLA4Xアンプリファイド・コントローラをラッキングした5台のLA-RAK IIによってドライブされました。ディレイタワーは1列を2台のLA-RAKで駆動されました。
「このような巨大なドライブイン型イベントに必要なスロー距離とSPLを考えると、最初はPAが足りないのではないかと心配していましたが、いつものようにL-Acousticsシステムは期待以上のパフォーマンスを発揮してくれました。」と、2017年秋からL-Acousticsレンタルネットワークに属しているPro Systems Productionマネージャーのトム・ラヴッフ(Tom Laveuf)氏は述べています。「メインPAは約60mのスローを実現しました。約43mのスローを持つ、KARA/SB28のタワーの最初の列は55mからカバーを始め、別の列のKara/SB28がステージから約98m離れた残りのエリアをカバーしました。システムをほぼ限界まで追い込んだにもかかわらず、左右前後の観客エリア全体にわたって、素晴らしい明瞭度と迫力が得られました。また低域のカバレッジもフェスティバル会場の至る所でも豊かで、各タワーのベース部分に設置したSB28によるものでした。」
カウントダウンショーでFOHサウンドのミキシングを担当したPro Systemsリードオーディオ・システムエンジニアのノア・ルベイ(Noah Lubey)氏は、L-Acousticsが提供するツールがその夜の成功の鍵であると指摘しています。「SoundvisionのAutosolverツールは、システムのデザインに役立ちました。システムは、私たちが必要としていたことを正確に実行し、ソフトウェアが予測した通りに正確に動作してくれました。また、LA Network Managerが提供するコントロール性により、PAの監視が簡素化し、聞いている内容をを確認して、ショーの進行や大気条件の変化に応じてEQを変更することができました。L-Acousticsに対して大きな自信を与えてくれたのは、このようなツールです。また、L-Acousticsの製品には対応できないライダーはないのです。」