地域の架け橋を担う砂川市地域交流センターゆうがKivaIIを導入
北海道砂川市の文化を創造・発信する場として、コンサート、ミュージカル、映画、講演会等、様々な利用に対応する多機能型ホールが、L-Acoustics KivaIIとSB15mを導入しました。
客席は可動式で4パターンに変更可能で、座席数はレイアウトによって300席~500席に変化します。舞台規模や集客に合わせた会場作りが特徴になっています。可動席はすべて収納ができ、フラットな会場としてダンス会場、大規模研修会場としても利用されています。客席のないフラットの場合は飲食もでき、今後、改修が予定されている近隣のホテルがパーティーの催しで使用することもあるそうです。
「入れ替えのタイミングになったこともあるのですが、開設から17年が経ち、座席の後方では音が聞こえない、逆に前方ではうるさいとか、そして全体的に明瞭に聞きとれないという意見が多くありました。それを改善するためにスピーカーシステムを入れ替えることになりました。」と指定管理者NPO法人ゆうに所属する、舞台技術主任 傳甫雄司氏は、スピーカーシステムを入れ替えた理由を話します。
L-Acousticsにした理由に関して「私がこのホールに勤務する前から改修の計画はあって、前任者がL-Acousticsを候補に考えていたこともありました。実は私は以前、サウンドレンタルカンパニーで働いており、その会社でKivaを使用していました。L-Acousticsの良さは理解しており安心できるので、私も候補としてL-Acoustisを選択しました。」と続けます。
サイドスピーカーとして、左右のスピーカー室に2台のSB15mの上に5台のKivaIIがグランドスタックされ客席後方までカバーしています。そして、6台のX4iがステージフロントとして均等に配置され、ステージ前をカバーしています。すべてのスピーカーは3台のLA4Xと1台のLA2Xiアンプリファイドコントローラーでドライブされています。
「エリアカバーがしっかりできることを条件に機種選定をおこないました。当初Aシリーズのプランも検討したのですが、前から後ろまで均一な音圧で明瞭感を得るためにKivaIIを選択しました。」とシステムデザインと施工を行った、ケイズサウンド株会社 常務取締役 品田康貴氏は話します。
「サイズがコンパクトでサイドのスピーカー室に苦労せずに収めることができました。グランドスタックでの設置だったのですが、取り回しがよくスピーカー間の角度設定も簡単に行えました。また、ステージフロントにX4iを設置したのですが、元々の開口部にはこれしか入りませんでした。このラインナップは良いと思います。しっかりとKivaIIを補助しています。」と続けます。
竣工後、すぐに砂川市の関係者に聞いてもらったところ、会場内のどこにいても均一にクリアーな音がするとの意見をもらったそうです。また、来場者に対して催しの後に毎回アンケートを取って感想を聞かれているそうですが、いままでよく聞かれた「音がうるさい、聞こえない」といった意見は聞かれなくなったと好評でした。
砂川市地域交流センターゆう
北海道砂川市東3条北2丁目3-3
https://you.or.jp/
ケイズサウンド株式会社
https://kssound.net/