石垣市民会館 大ホールにMIDASデジタルコンソールが採用されました。

 

音響室にはPRO6サーフェスとDSP(DL371)、入出力架・電力増幅架にDL451を各1台。そしてステージへAES50を8系統送る為、KLARK-TEKNIK DN9680が設置されました。ステージ側には、DN9680・ステージBOXのDL351(48in16out)を設置しています。また、ステージ袖や客席で使用する移動用ミキサーとしてPRO2を採用いただいています。DN9680はAES50の8ポートを光ファイバーに変換し、音響室、ステージ袖でAES50に戻します。移動用のPRO2は、メインのPRO6のバックアップ機としても機能する様、システムプランされています。

石垣市民会館 武松様よりコメントを頂きました。
八重山諸島は「詩の邦、歌の島、踊りの里」と呼ばれるほど郷土芸能の盛んな地であります。1986年の開館以来、年平均70%を超える稼働率において、催物の7割が地元芸能の発表会なので、卓の更新に際し、芸能の柱となる三線の音色の柔らかさ、自然な響きを表現できる機種ということを念頭に様々な機種でデモを行い検討しました。結果、中低域~低域における線の太さにより三線の魅力を最大限引き出してくれたのがMIDASです。本番で使用した際、出演者から 「音がこれまでよりさらに良く聞こえるけど何か変わりましたか?」と質問されるほどその違いは歴然としていました。また同シリーズ(PRO6/PRO2)においてI/Oボックスが共有できる点や、卓の操作性、視認性において、これまで使用していたアナログ卓と同様の感覚で操作できた点も大きな評価点です。
今回、導入した機種は全て外部よりお越しのエンジニアの皆様にも希望があれば貸出できますので、石垣島で公演を行う際ぜひご活用頂ければとおもいます。
導入にいたるまでに、プランニング等においてご様々なアドバイスを頂き、ご尽力頂きましたベステックオーディオ様に感謝申し上げます。

石垣市民会館HP