2006年9月に、実吉サウンドデザイン様が音響を勤められた市民ミュージカル「ザ・リバー / 二本の櫂」の仕込みにお邪魔いたしました。
音響システムは、YAMAHA PM5DからDolby Lake Processor LP4D12(4in 12out)にAESで入力され、メインのスピーカーシステムであるL-Acoustics ARCS / SB218と、中抜けのMTD108a、そしてステージ後方にバトン吊されている115XTをコントロールしていました。
また、Dolby Lake Processor LP4D12をコントロールするDolby Lake Controllerは、無線LAN環境の整ったPCでコントロールされていて、客席内やステージ上を移動しながら調整が行われました。

  FOHに設置されたLP4D12 コントローラーのPCは無線LANの環境が整い、会場内のどんな場所からもコントロールが行えるようになっていました。

  FOHの全システム、PM5DからLP4D12に直接AESで入力されていました。

  ステージ上で、フライングしてあるL-Acoustics 115XTの調整を行う実吉サウンドデザインの塚原氏。 「とにかく便利」とおっしゃっていました。

  メインシステムのL-Acoustics ARCS + SB218のシステム。インサイドには中ぬけのMTD108a 。そして左手奥に見えるのは、サイドモニター用に設置されたMTD112b。