Concertzaal TilburgがL-Acoustics Kara IIによるコンサート用サウンドシステムにアップグレードし、観客体験を改善
2024年8月
1996年以来、Concertzaal Tilburg(以下、ティルブルク・コンサートホールと言う)は、クラシック・コンサートからポップ・ミュージック、会議に至るまで、幅広い公演を行うオランダの重要なプラットフォームとなっています。743席のオーディトリアムは、その多用途性で知られ、小規模な交響楽や室内楽から大規模なコンサート、フェスティバル、音楽劇場、会議まであらゆるイベントを開催します。その多様なプログラムと聴衆により良いサービスを提供するため、ティルブルク・コンサートホールは、新たにL-Acoustics Kara IIによるコンサート用サウンドシステムで音響をアップグレードし、演奏者と観客の双方に質の高い体験を提供するという、この会場の継続的な取り組みの新たな一歩を示しました。
「このアップグレードの目的は、長年にわたって直面してきた音響上の課題のいくつかに対処することでした。」と、ティルブルク・コンサートホールのテクニカル・マネージャー、ペルネル・ファン・ヘルプト(Pernel van Herpt)氏は語ります。「Kara II システムにより、ホール全体で一貫した音質を確保しながら、さまざまなプログラムに柔軟に対応できるようになりました。」
オランダのL-Acoustics公認プロバイダー・ディストリビューターであるFairlightは、ホールの美観への視覚的影響を最小限に抑えながら、クリアでバランスの取れたサウンドを提供するために、1階フロアをカバーする8台のKara IIラインアレイスピーカーを左右に吊り下げたメインPAを設置しました。非対称90°設定のPanflexは、広いステレオイメージを維持しながら壁からの反射を避けるのに役立っています。6台のKS21が3台ずつ2列で中央にフライングされ、一貫したローエンドをカバーし、カーディオイドとエンドファイアーの両方のテクノロジーにより、ステージ上での反射を最小限に抑え、最大限のリジェクションを実現します。5台の5XTは最前列のカバレッジとイメージングを提供します。ホールには2つのバルコニーがあり、白い5XTとA10iの分散システムでカバーされ、建築とうまく調和しています。P1プロセッサーはLA4XとLA7.16iアンプリファイド・コントローラーとのMilan-AVBネットワークを構築します。
Fairlightのルネ・ファン・デル・リンデン(René van der Linden)氏は、「このプロジェクトでティルブルク・コンサートホールと協力できたことを喜ばしく思います。新しいシステムは、音の明瞭性とカバレッジを顕著に改善し、観客に総合的な体験を向上させます。」とコメントしています。
このアップグレードは、わずかな増幅を必要とするアコースティック・パフォーマンスから、本格的な増幅を必要とするコンサートまで、幅広いイベントに役立ちます。また、会議のようなイベントの明瞭度を向上させることも目的としています。
ティルブルク・コンサートホールのテクニカル・マネージャーであるファン・ヘルプト氏は、「新しいKara IIサウンドシステムは、内装に溶け込んでいます。このアップグレードは、ティルブルク・コンサートホールをこの地域の芸術と文化のための最高の会場として維持するための継続的な取り組みの一環です。」
ティルブルク・コンサートホールがさまざまな芸術表現やコミュニティの集まりの拠点として機能し続ける中、このサウンドシステムのアップグレードはその進化の新たな一歩を表し、今後何年にもわたって関連性があり高く評価される会場であり続けることを確実にします。