DCR NashvilleはL-Acousticsで顧客のライダーに対応
ナッシュビルに本社を置くプロダクション会社およびAVLソリューションプロバイダー「DCR Nashville」は、最新の認定プロバイダーおよびKXスタンダード・レンタルネットワークパートナーになり、新しいK2、Kara、およびKiva IIシステムに多大な投資を行いました
2019年3月
2004年に設立されたDigital Console Rental Inc.は、ハイエンドデジタルオーディオコンソールのソースから現在のAVLソリューションプロバイダへの同社の進化を反映して、2017年にDCR Nashvilleとしてリブランドしました。DCR Nashvilleは、現在、25以上のツアーリング・アーティストをサポートするようになり、同社のL-Acoustics K2、Kara、Kiva IIシステムへの投資を含む、業界で最もライダー適応性の高い製品のストックを増やし続けています。
新しい認定プロバイダのL-Acousticsへの初期投資は相当なものです。K2×32台、Kara×24台、Kiva IIのラインソースアレイエンクロージャ×32台、KS28×16台、K1-SB×8台、SB15mサブウーハー×16台、さらにX15 HiQコアキシャルウェッジ×12台、LA-RAK IIツアーリングラック×9台と新しいP1 AVBプロセッサ×2台を導入しました。
DCR NashvilleのオーナーであるHoward Jones氏は、次のように述べています。「L-Acousticsへの投資により、既存の顧客へのサポートを高めるだけでなく、顧客を増やす機会が得られました。L-Acousticsのスピーカーは、忠実度、カバレッジ、最適なパワーウェイトレシオの完璧な組み合わせにより、現代のトップツアーリング・アーティストに非常に人気度の高い選択肢です。L-Acousticsは、DCR Nashvilleのブランドを強化するために最適なパートナーです。」
新しいシステムの納入時に、L-Acousticsツアーリングアプリケーションエンジニア Vic Wagner氏は、DCR Nashvilleで4日間を過ごし、機材に関する必要な説明を行いました。「Wagnerさんは、Soundvisionによるシステム設計からLA Network Managerの使用法、K2、KaraおよびKiva IIの最適な配置まで、システムに関するすべての必要な知識について、チームをトレーニングしました。」とDCR Nashvilleジェネラルマネージャー、John Schirmer氏は述べています。「彼がいる間、弊社のクルーのほとんどは公認システムエンジニアになっていました。Wagnerさんは非常に忍耐強く、知識が豊富で、一緒に過ごした時間は最高に興味深いものでした。」
春に開催される多数のフェスティバルから、現行のツアーまで、DCR Nashvilleの新しいスピーカー・システムのサポートは、すでに需要が多くなっています。さらに、会社はX15 HiQコアキシャル・モニターウェッジを含め、積極的にL-Acousticsのクロスレンタル・ネットワークに機材を提供しています。
「今まで、私達は、ツアーリングイベントや企業イベントにX15をかなり広範囲に提供してきました」と、Schirmer氏は説明します。「それらはすぐにうまく機能してくれて、クライアントに気に入ってもらえました。クライアントは、ウェッジの音質と高いSPLや、業界の他の製品と比べて小型で軽量な点に感銘を受けています。また、最近では、分散スピーカーのオプションとして500人規模の企業イベントに使用したところ、その結果は素晴らしく、長期的に付き合える顧客になりました。X15 HiQは、私たちにとってゲームチェンジャーなのです。これらは、ステージモニターから小型PAシステムまで、用途が非常に幅広く、機材の多様性を大幅に拡大しています。」
DCR Nashvilleは、スピーカーアップグレードの一部として意図的にクライアントの要望によりAVBによるシステム展開を行っています。そのためにL-Acoustics P1ユニット2台が追加されました。「P1は、配信プロトコルだけでなく、多用途で便利なシステム機能も提供できます」とSchirmer氏は続いて語ります。「PAのフロントエンドにP1を使って、EQステーションとLA Network Managerを組み合わせることで、システムエンジニアにシステムのプロセッシングレベルを向上させてあげることができます。AES、Analog、AVBに関わらず、クライアントの要求に対応できる、ニーズを最も満たすシステムを提供することができます。」
DCR Nashvilleのクライアントのために使用されないとき、新しいL-Acousticsシステムは、同メーカーのレンタル・ネットワークで引っ張りだこになるでしょう。「L-Acoustics認定プロバイダーの1つになれて、非常にうれしく思います。今後何年もの間、機材をパートナーと共有することを楽しみにしています。」とJones氏は述べています。「私たちは業界で最高の製品を提供することに取り組んでおりますが、L-Acousticsのおかげで、これから最高のPAソリューションを提供することができます。」
「DCRは、クロスレンタルとツアーリングのサポートとしてナッシュビルに不可欠な存在となっています。また、ツアーリングおよび企業イベント市場に向けて、KXスタンダードクラスの認定プロバイダーが増えていることをうれしく思っています。」と、L-Acoustics 地域セールズマネージャ B.J. Shaver氏は加えて述べました。