2024年4月
「L-ISAは使い勝手は最高です。ハードウェアとソフトウェアの強力な組み合わせです。 L-ISAの導入は簡単だったし、L-ISAを使うのが大好きです。」と語るのは、Ephesus Experience MuseumをプロデュースするMarshmallow Laser Feastのクリエイティブ・プロデューサー、カロリーナ・ヴァリェホ(Carolina Vallejo)氏です。古代世界の七不思議のひとつであるアルテミス神殿や、24,000人もの観客を収容できるエフェソス劇場があるエフェソスは、トルコで最も観光客数の多い都市のひとつです。古代都市の物語を極めて現代的な方法で伝えるために、ミュージアム運営とビジュアルアーツ設計を行うDEM MuseumsはL-ISAによるイマーシブ・オーディオ体験を含む最先端の技術と世界的に有名なタレントを使って『エフェソス・エクスペリエンス』を制作し、来館者を繫栄するエフェソスへといざないます。

「この体験は、古代エフェソスでの生活を描くものとして、来館者をその物語に引き込むには、オーディオが不可欠です。」とヴァリェホ氏は説明します。「テクノロジーはその手段です。最も革新的な技術を用いてイマーシブ体験を作成します。L-ISAを使うことで、ワークフローを簡素化することができて、イマーシブ・サウンドスケープの作成が簡単になります。そして、音質の高いL-Acousticsスピーカーは、L-ISAという選択を当たり前にしました。」

作曲家兼サウンドデザイナーのジェイムズ・バリー(James Bulley)は、歴史研究家たちとの綿密なリサーチをもとに、広がりを持った没入感のあるオーディオの世界を作り上げました。映画のようなサウンドトラックには、トーマス・ニューマン(『アメリカン・ビューティー』、『ショーシャンクの空に』)やナイニータ・デサイ(『サマのために』)といった作曲家が参加しています。ナレーションには俳優のデヴィッド・スコフィールド(『グラディエーター』、『パイレーツ・オブ・カリビアン』)とオリヴィア・ウィリアムズ(『クラウン』、『シックス・センス』)が担当しています。

これを実現するために、トルコのL-Acoustics公認プロバイダーAsimetrikは、Marshmallow Laser FeastとL-Acousticsアプリケーションエンジニアのウィリー・クライン(Willi Klein)と共に、ミュージアムの3つの異なる部屋を巡る来場者に没入感のあるサウンド体験を提供する完全な360°構成を設計しました。最終的な構成では、71台の5XTが天井や壁の異なる高さに埋め込まれ、ビデオスクリーンで覆われたいくつかの柱の上や根元にも設置されています。28台のX8コアキシャル・スピーカーが天井の高さの壁面に設置されており、メイン・ルームでは、コーナーに設置されたA10i FocusA10i Wideのクラスターがサウンドを補強します。3台のKS21と4台のSB15サブウーハーが低域を拡張し、7台のLA7.16iアンプリファイド・コントローラーがシステムを駆動します。

「L-Acousticsのチームとの提携は素晴らしいものでした。」とヴァリェホ氏は語ります。 L-Acousticsは、私たちのクリエイティブ・プロセスをサポートし、ミュージアムのチームがオープン後にシステムをサポートできるようにトレーニングを実施してくれました。」

Asimetrikプロジェクト・エンジニアリング・マネージャーのブーラ・ケザン(Buğra Kezan)氏にとってこのプロジェクトは、テクノロジーが歴史に命を吹き込む素晴らしい方法であることを証明しているそうです。「私たちはDEM Museumsと以前から仕事をしており、彼らの最初のプロジェクトにL-ISAイマーシブ・オーディオを紹介しました。当時、DEM Museumsはすでに、エフェソスで新しい没入型のオーディオビジュアル体験を提供することを夢見ていました。」

「L-ISAは、この新しいタイプのミュージアム体験に最適な選択でした。クリエイティブなワークフローを促進し、導入が簡単で、最高のオーディオ体験を提供してくれます。」 オープンから6ヶ月が経った4月の今、この決断は間違いなく実を結びました。ミュージアム・チームは技術的な障害もなく、ケザン氏によれば、この体験は世界中の来館者に喜ばれているとのことです。

エフェソス・ミュージアムでイマーシブ体験を実現するために、75台の5XTスピーカーが天井と壁の異なる高さに設置されました。