L-Acousticsはグローブコミュニティ教会に神々しいサウンドを提供
CCI SolutionsはRiverside教会に再びサービスを提供し、Kara(i)とKiva IIアレイでシステムを更新します
2019年5月
カリフォルニア州リバーサイドのグローブコミュニティ教会が現在のWorship Centerを12年以上前に建設したとき、ワシントン州オリンピアに本社を置くCCI Solutionsに、1,800人収容の大ホール客席のサウンドシステムの設計と設置を依頼しました。その時以来、多くの教会と同様に、グローブコミュニティの音楽セットは、バンドのインパクトとボーカルの明瞭度の両方を最もよく捉えるための堅牢なサウンドシステムを必要とする、より現代的な賛美するスタイルに徐々に移行してきました。そのため、CCI Solutionsがホールの音響的評価を再度求められたとき、同インテグレータはL-Acoustics Kara(i)およびKiva IIプラットフォームによる新しいシステムを提案しました。
「グローブは間違いなく、より現代的な音楽へのアプローチを取っていますが、なにが起こるか予測できません。」とCCI Solutionsのセールス&インテグレーション担当 副社長を務めているDuke DeJong氏は述べています。「クリエイティブでエネルギッシュなそのチームは、1週目の 25人の合唱団とフルオーケストラがいる伝統的な礼拝から、翌週のハイパワーで現代的な礼拝用の音楽まで、定期的に切り替えています。それに対応できるシステムが必要でしたが、私たちはL-Acousticsが間違いなく理想のソリューションであることを知っていました。」
L-Acoustics Soundvision 3Dリアルタイム・アコースティック・モデリング・ソフトウェアを使用して、CCI Solutionsプロジェクトリーダー、Mark Pearson氏は多数の設計を試し、最終的に11台のKara(i)エンクロージャによるLRアレイとその間に中央にフライングされた8台のSB18iサブシステムの水平アレイによるシステムを指定しました。ステージの張り出の各端の下に2台のKS28サブウーハーがグラウンドスタックされて、6台の小型Kiva II エンクロージャによる2つのアレイがホールの左右端の座席エリアに対応するためにKaraの外側に配置されました。いくつかのX8およびX12のコアキシャル・エンクロージャがさまざまなフィル・アプリケーションで採用されています。6台のLA8がKara/Kiva IIおよびSB18iを、コアキシャルに LA4X、KS28を LA12X、合計8台のアンプリファイド・コントローラがシステム全体をドライブしています。
「適切な製品とスタッフのおかげで、このプロジェクトは大成功を収めました。CCI Solutionsで20年間勤めてきた私にとって、トップ3のシステム設計といえるでしょう。」とPearson氏は言います。「グローブには、あらゆる努力を惜しまない、非常にユニークなクリエイティブチームがあります。10年以上にわたり彼らと一緒に仕事ができてとてもありがたいです。彼らは、適切な技術を求めています。また、彼らのビジョンをサポートし、コミュニティに奉仕するツールを提供するための環境を創造するパートナーとして、CCI Solutionsを信頼しています。彼らは、L-Acousticsから最高の透明度と充実感が得られることを知って、サウンドシステムへの投資を認めています。このシステムを聴いてワクワクして仕方がありません。」
Pearson氏は、部屋の形状と必要なSPLは、ラインアレイ・ソリューションの必要性を高めたと指摘します。「メインハングに関しては、ARCS WiFoからKivaまで、すべてのスピーカーを検討しましたが、Karaのドライバー構成と出力が、グローブのメイン・アレイの選択として最も理にかなっています。」
フライングされたSB18iとグラウンドスタックされたKS28の2種類のサブウーハーを配置することで、新しいPAは様々なパフォーマンスに対応できます。「フライングされたSB18はKara / Kiva IIのLF拡張としてシステムをフルレンジにしています。また、KS28は使用するかしないかを直ちに判断できるよう、コンソールのAUXから信号が送られます。」と説明します。「サブシステムを設計した方法は、グローブのモダンな礼拝のスタイルを支えるために、サブシステムをより効率的に使用することです。それは基本的に柔軟性で得られます。教会は必ずしも週末にパンチを必要とするわけではありませんが、いつでも好きなときに使用できるようにしたかったのです。」
過去7年間教会の技術ディレクターを務めてきたDan Williams氏にとって大変うれしいことに、新しいシステムが導入されて間もなく、グローブはそのサウンドシステムの改良プロジェクトで名高いWFXソロモン賞を受賞しました。
「私はL-Acousticsに精通しており、過去そのシステムを使用していたので、CCIがアップグレードにそのブランドを提案したとき、とても興味を持ちました。」とWilliams氏は語ります。「ほぼ同一のKara/Kiva IIシステムを聞いた後、それがグローブにとって正しい選択肢であると確信しました。私は、システムの高い忠実度とフルレンジの出力が、ホール全体にわたってすべての席にスムーズかつ均等に届くことにとても感銘を受けました。このシステムは、オーディエンスに入力ソースを正確に再現することにおいて非常に効率的で、部屋全体に同じ音響特性が得られます。」
Williams氏は、改善に気付くのは彼だけではないと指摘しています。「新しいシステムが導入されたことで、教会の聖職者、理事会員たちは皆、この礼拝所で行われる様々な奉仕やイベントを体験できて嬉しく思っています。」と彼は言います。また、最高の誉め言葉は教区民に言われたと加えて述べます。「この新しいシステムについて信者から多くの賛辞を受けました。特に、ある老夫婦から『私たちは、祈りの文句や歌などのすべての単語がはっきりと聞こえるようになり、こんな品質と明瞭度の高いシステムをインストールしてくれてありがとう』と言われたときびっくりしました。最高じゃないですか。」
最後に、DeJong氏とPearson氏の両氏は、プロジェクトの収めた成功について、チーム全体に感謝を表しました。その中には、古いリグの撤収と新しいリグの配置をわずか5日間で行ったCCI Solutions Systems InstallationチームのTodd Mayo氏とDavid Bradley氏と、システム設計を検証し最終的な調整を行ったL-AcousticsのAndré Pichette氏がいます。