ヒルトン・シンガポール・オーチャードはL-Acoustics Aシリーズを導入
2022年12月
ヒルトン・シンガポール・オーチャードは、シンガポール有数のショッピング・エンターテイメント地区であるオーチャードロードの中心部に位置し、1億5千万ドルを投じて2022年初めにオープンしました。この新しいホテルは、グループの代表的なホスピタリティ施設であり、アジア太平洋地域で最大のヒルトンとして有名です。 ホテルの内装は、「庭園の中の都市、シンガポール」の美学に基づき、地元のデザインタッチや植物からインスピレーションを得た要素を取り入れて、温かみを醸し出しています。
ヒルトン・シンガポール・オーチャードのマネジメントチームは、施設全体で完全なホスピタリティ体験を保証するために、2つのメインボールルームにL-Acousticsのオーディオソリューションを導入しました。L-Acoustics公認プロバイダーであるConcept Systems Technologiesは、ホスピタリティ分野で注目を集める音響設備の設置において地元市場で知名度が高く、入札に参加して音響システムのアップグレードを落札しました。
Concept Systemsは、Soundvision 3Dモデリングソフトウェアを用いて、810人収容のグランドボールルームと240人収容のジュニアボールルームのために2つの特注システムを設計しました。
どちらのボールルームでも、企業や自治体が主催するセミナーやディナーに加えて、ブランド製品の発表会、結婚式など、さまざまなイベントが行われています。このような様々なイベントのニーズに合わせて、優れたスピーチの明瞭度を実現すると同時に、音楽やその他のダイナミックなエンターテインメントコンテンツに高いSPLを提供するシステムが必要不可欠でした。
「Soundvisionのおかげで、私たちのチームが提案したシステム設計をクライアントに視覚的に伝えることができました。」と、Concept Systemsのプロジェクト・マネージャーであるC.K. Lim氏は説明します。「SPLとカバレッジのデータを使って、クライアントのニーズに合ったシステムを提案することができました。」その後、システム設計はL-Acoustics APACのアプリケーション・エンジニアに検証されました。
1,058平方メートルのグランドボールルームでは、2台のL-Acoustics A10iによる4つのハングがフロントフィルに均一なカバレッジを提供し、グラウンドスタックされた2台のKS21iサブウーハーが明瞭な低域を実現しています。480平方メートルのジュニアボールルームでは、2台のL-Acoustics X12による2つのハングと、2台のSB15mサブウーハーが、小規模の多目的スペースに十分なカバレッジを提供しました。
ヒルトンの担当者は、「このボールルームプロジェクトは、Concept Systemsのチームによって実現されました。」と語っています。「彼らはL-Acousticsのオフィシャルパートナーとして、モダンで新しいシステムを提供し、優れた技術的なコンサルティングを提供してくれました。我々は、設置前の段階からシステムのテスト段階まで、自信を持って進めることができました。L-Acousticsソリューションは、ウェディングパーティーの参加者から企業のブランドディレクターや政府の高官まで、すべてのゲストに最高のサウンドを提供してくれます。」