これまで、L-Acoustics 空間オーディオ制作ソフトウェア・スイートは、音楽クリエイター、プロデューサー、エンジニア、ミキサーが Mac ラップトップのみからオブジェクトベースのバイノーラルで制作できましたが、今回、Windows PCからも制作できるようになりました。

2022年11月

L-Acousticsは、サウンドデザイナー、プロデューサー、ミキシングエンジニアに最適なオブジェクトベースのオーディオミキシングツール、L-ISA Studioの発表で音楽クリエイターの空間音響の可能性を拡げました。L-ISA Studioは、L-AcousticsのL-ISAテクノロジーのパワーと汎用性をスタジオからラップトップへと広げ、サウンドクリエイターがいつでも、どこでも、イマーシブ・オーディオをデザインできるようにするためのツールです。今回、L-Acoustics は、Mac と macOS に加え、すべての PC と Windows OS に対応した L-ISA Studio 2.5 を発売し、空間ミキシングへのアクセスをさらに拡大しました。無料版のバイノーラル出力機能を備えたL-ISA Studio 2.5は、L-Acousticsのウェブサイトからダウンロードができます。

Windows版の新しいL-ISA Studio 2.5には、L-ISA ControllerとL-ISA Processor Desktopアプリケーションの他に、Windows用のカスタム仮想サウンドカードであるL-ISA Audio Bridgeが含まれています。Audio Bridgeには、オーディオ出力用にBridge OutとDevice Outの両方の経路が用意されています。Bridge Outは、マルチチャンネル・レコーディングのために12出力をあらゆるDAWに送ることができ、同時にDevice Outは、イマーシブ型スピーカー構成のレンダリングのためにヘッドホンまたはマルチチャンネル・サウンド・カードにオーディオを送信することができます。

L-ISA Studio 2.5でその他に強化された機能は、L-ISAコントローラーのグラフィックの更新が含まれており、サウンドエンジニアのために画面領域をさらに解放してくれます。また、クリエイターはAtmosやBluSpaceなどの構成用の標準スピーカー・テンプレートを読み込むこともできるようになりました。プリプロダクションでは、スピーカーの個別ミュートや、アクティブまたはミュートされた特定のスピーカーにオブジェクトをスナップする機能により、多様な空間におけるさまざまなスピーカー構成のプレビューが容易に行えます。

「L-ISAは、Apple MusicやTidalなどのプラットフォームにレンダリングできる空間音響でのミキシングを探求するクリエイター向けの直感的なプラットフォームです。」と、L-Acousticsのクリエイティブ・テクノロジー担当エグゼクティブ・ディレクターのギヨーム・ル・ノスト(Guillaume Le Nost)が語ります。「L-ISA Studioを好みのプラットフォームに関係なくサウンドエンジニアに広く提供することは、当社のフラッグシップ・イマーシブオーディオテクノロジーの進化における自然な歩みです。」

L-ISA Studioは、すべてのサウンドクリエイターのワークフローを改善し、創造性を引き出すために開発されたもので、主要なデジタルオーディオワークステーション、ショーコントロールソフトウェア、ゲームエンジンとシームレスに接続することができます。また、Dolby Atmosやマルチチャンネル構成など、様々な3Dオーディオフォーマットの出力に対応しています。

バイノーラル機能を備えた無料版は、L-Acousticsのウェブサイトからダウンロードできます。L-ISA Studioのサブスクリプション版は、estore.l-acoustics.comで入手可能です。詳細及びダウンロードについては、https://www.l-acoustics.com/products/l-isa-studio/ をご覧ください。

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