L-Acousticsによるプロフェッショナル・サウンドシステムがマルタ島のダイニング・エクスペリエンスを高める
2024年9月
マルタ島最も特徴的な2つのレストランが最先端のL-Acousticsプロフェッショナル向け音響システムの導入により、ダイニング・エクスペリエンスを向上させました。現在、セント・ポールズ・ベイにある南米をイメージしたシーサイドレストランである「LOA」と、首都バレッタに位置するアジアンフュージョン料理のレストラン「AKI」は、ユニークな雰囲気と食事を引き立たせる音響環境を誇ります。
歴史あるヴィニャクール塔(Wignacourt Tower)の近くにたたずむLOAは、チリに流れるロア川に因んで名づけられました。この明るい海辺の施設は、地中海の魅力と絶妙な味わいを合わせたアルゼンチン、チリ、ペルーおよびメキシコを巡る美食の旅へ誘います。くつろいだ雰囲気で美しい海岸線を見晴らすLOAは、地元の人と旅行者の両方から人気を集めています。
マルタ島の首都に加えてロンドンにも店舗を開いたAKIは、洗練されたスタイリッシュな空間でモダンにアレンジした東アジアの料理を提供しています。日本、中国、東南アジアの食文化を融合させた料理に、芸術的な盛り付けと熟練の技が光るカクテルで知られています。2022年のオープンから、バレッタで大人なダイニング体験を求めるグルメたちの間で、たちまち人気スポットとなりました。
LOAとAKIはいずれも特徴を際立たせ、食事中のBGMから夕方のDJパフォーマンスまで様々なニーズに対応するためにユニークなオーディオ・ソリューションを必要としていました。2つの店舗を所有するdb Groupは、ダイニング体験を損なうことなく最高の雰囲気を作るために音質と汎用性の高いサウンドシステムを求めました。
このビジョンを実現するために、db Groupは2017年からマルタ島L-Acoustics公認システムインテグレータであるBlack Boxと連携しました。Black Boxのショールームで行われた印象に残るデモで、小音量でもL-Acousticsシステムはダイナミックレンジと音質が際立ち、プロジェクトはためらうことなく進みました。
プロジェクトには、レストラン全体で異なる音楽レベルに対応するためのマルチゾーンの設定や、音量に関係なく高品質なサウンド再生が求められる独特な課題がありました。Black Boxテクニカル・セールス・ディレクターを務めるデヴィッド・ザミット(David Zammit)氏がプロジェクトを指揮し、専門知識を生かしてL-Acoustics Soundvisionソフトウェアで二つのレストランの音響環境を忠実に再現しました。ザミット氏の設計により、最適なスピーカー位置と最高のカバレッジを確保することができ、一人一人のお客様に、時間と席を問わず、この上ないひと時を体験させることができます。
LOAの新しいシステムは34台の5XT同軸エンクロージャー、と10台のSB15mサブウーハーで構成されており、レストランとラウンジの室内と屋外の両方を完璧にカバーしています。AKIのシステムは6台のX4iと12台の5XT同軸エンクロージャー、6台のX8同軸ポイントソース・スピーカー、4台のSB15mサブウーハーで構成されており、レストラン、バー、ラウンジとプライベートダイニングルームをカバーしています。2か所とも6台のLA4Xと4台のLA2Xiアンプリファイド・コントローラーを使用しておりますが、LOAはさらに1台のLA12Xでシステムドライブを強化しています。
L-Acousticsシステムは、オーナーと常連客の両方から圧倒的な好評を得ています。特に、小音量でも明瞭度とダイナミックレンジを維持できるため、会話の妨げになることなく食事体験を向上させることができると評価されています。
「L-Acoustics製品を導入することで、これらのレストランが大切に作り上げてきた雰囲気を完璧に引き立てるオーディオ体験を提供することができます。」とザミット氏は語ります。「L-Acousticsシステムのダイナミックレンジと音質は、小音量であっても、業界の他のブランドとは一線を画しています。」
これらの導入の成功は、LOAとAKIのダイニング体験を一変させただけでなく、マルタ島の他の施設でもプレミアムなオーディオ・ソリューションを検討するきっかけとなりました。 LOAとAKIが料理と雰囲気でゲストを喜ばせ続けているように、L-Acousticsはホスピタリティ分野で比類のないサウンド体験を提供する最前線に立ち続けています。