上海音楽学院の舞台にL-Acoustics Aシリーズが登場
2024年2月
1927年から「調和、決意、尊厳、誠実」を校訓に揚げている上海音楽学院(以下「上音」と言う)は、作曲、指揮、音楽、音楽教育、声楽などを学びに中国国内外から集まった若い芸術家たちを育成してきました。上海の高級住宅街である徐匯区にある上音は、小学校から大学までの一貫教育を行う中国初の音楽教育機関です。
常に施設の将来性を見据えている上音は、カンファレンス、公演、講義が開催される北館の多目的ホールのオーディオをアップグレードしたばかりです。Wang Yin Acoustics Design Studioがアコーステック改修を、L-Acoustics公認プロバイダー・ディストリビューターであるRightway Audio Consultants (以下RACという)がプロフェッショナル向け音響システムの導入を担当しました。
アコーステック処理のおかげでホールの残響時間を最小限に抑えることができ、コンサートグレードの音響システムがライブ・レコーディングやポスプロのスタジオのようなパフォーマンスと一貫性を実現できるようになりました。そこでRACは、L-Acoustics AシリーズのPanflex水平指向性制御を活用した、A10i Wide と FocusによるLCRデザインを提案し、ホール全体に一貫したサウンド・カバレッジを可能にしました。L-Acoustics KS21 サブウーハーは低域を補強し、X8コアキシャルスピーカーはステージモニタリング用に舞台の端に設置されました。設置後、L-Acoustics P1を使ってシステムチューニングが行われました。
RACの李・ジュンロン(Li Junlong)氏は締めくくります。「今回の導入により、上海音楽学院のホールは、あらゆるパフォーマンスやプログラムに適応できる音質と柔軟性に優れた音響システムを誇っています。L-Acousticsのプロフェッショナル向け音響システムを持つことで、同校は今後長年に渡って学生や教職員のニーズに対応できることに違いありません。」