2023年3月
韓国、全羅北道(チョルラブクド)の州都である全州(チョンジュ)市は、都会と田舎が混在するユニークな地域あり、韓国の文化と美食の中心地として知られています。全州シオン教会は、1975年の創立以来、市民に貢献してきました。赤レンガの教会堂は2012年に建てられ、演説、ライブミュージック、合唱、オーケストラ音楽…、様々なイベントが行われます。

10年が経ち、オーディオシステムのアップグレードをするときが来たと教会の管理部が判断しました。1,400人収容のホールは、最後列席で明瞭さを妨げる反射率の高い面や奥の深い座席エリアなど、いくつかの課題をもたらしました。教会の管理部は、前から後ろまで均一なカバレッジと一貫したSPLを提供し、中域と高域で明瞭度を高めることができる新しいシステムを求めていました。

シオン教会の管理チームは地元のインテグレーターAnMと親密に協力してきました。この10年間、AnMは以前のシステム・メンテナンスを定期的に行ってきました。AnMは、様々なプロジェクトで優れたモダンなオーディオソリューションの実績を持つL-Acousticsの韓国公認プロバイダーであるKlausysに連絡を取り、力を合わせてシオン教会のためにL-Acoustics Aシリーズシステムを提案しました。


Klausys テクニカル・サポート・エンジニアのジャン・チョル氏は、L-Acoustics Soundvisionオーディオ・モデリングソフトウェアを用いて、反射率の高い壁などを避けながらオーディエンスを均一にカバーするデザインを作成しました。教会堂のライブミュージックのプレイバックと説教の録音を再生した後、シオン教会の牧師は気に入っているライブマイクでAシリーズシステムをテストしてみました。彼はシステムの優れた音質に感銘を受けて、Aシリーズが教会堂のシステムアップグレードに最適だと確信しました。

L-Rアレイは片側1台のL-Acoustics KS21iの下に3台のA15i Focusと1台のA15i Wideで構成されています。Panflexの可変できる水平指向性を活かして、壁からの反射を避け、ホールの奥までサウンドを集中させるためにFocusボックスは90°に設定されました。これによって、最後列席までミュージックとスピーチの両方に優れた明瞭さを実現できました。

「ライブミュージックをミックスで、教会のエンジニアは楽器をより自然に認識できるといっていました。オーケストラのミュージシャンたちも、メインシステムアレイの美しいサウンドを高く評価してくれました。」とジャン氏は語ります。

全州シオン教会は最高のオーディオシステムを備えています。パフォーマーが新しいオーディオシステムの優れた音質を認めており、教会チームと信仰者は、毎週の礼拝の様々なプログラムにおいて、自然な音と強化された音の程よいバランスに恵まれるようになりました。