L-Acoustics、シャロ―なSokaコリニアソースを発表 プレミアムな設備用途にコンサートサウンドのパフォーマンスを提供
Syvaコリニアソースの遺伝子を受け継ぐSokaはフラッシュマウント可能で、エレガントで非常に洗練されたデザインです。
2022年5月
L-Acousticsは、設備市場の需要に応えるために設計されたソリューションのラインナップにSokaと関連するサブウーハー、SB6iを加えることを発表しました。このエンクロージャーは、Syva、X4i、SB10iサブウーハーなどの製品群に、設備に特化した独特のニーズに対応するラインアップを提供します。同日発表されたLA7.16i、Ambianceと同様に、SokaとSB6iはL-Acousticsの固定設備に特化した製品群を強化し、サウンドデザイナー、インテリアデザイナー、建築家がそれぞれのニーズに合わせて音と空間を形成するための刺激的で新しい創造の可能性を提供します。
Syvaで成功した設計理念にインスピレーションを受けたSokaは、ラインソーステクノロジーと洗練された美しさを融合させたユニークなスピーカーです。Sokaは9つの3.5インチMFドライバーと3つの1インチHFトランスデューサーを一体化し、140度の広い水平指向性と26度の高度にコントロールされた垂直指向性を備えています。SokaとSB6iは99mmと超薄型で、目立たせない壁への設置が簡単に行えるように設計されているにも関わらず驚異的なパワーと帯域幅を実現しています。
小型ながら、フルレンジ・プリセットを使用した場合、70 Hzまでの広い帯域幅で124 dBを実現します。SPLプリセットを使用すると、Sokaはさらに高い130 dBを100 Hzまで提供します。SB6iサブウーハーと組み合わせた場合、Sokaは33 Hzまでの再生を可能にします。
Sokaは従来のコラム型スピーカーではありません。「コリニアソーステクノロジーにより、高い出力、スローの延長、シャープなコントロール、優れた一貫性など、ラインソース技術のあらゆる利点をSokaに提供します。」と、L-Acousticsの製品・技術マーケティング責任者のジェルマン・シモン(Germain Simon)は説明します。
「Sokaは、デザイン空間を際立たせるために究極の配慮を必要とする空間において、驚異的なパフォーマンスを提供する能力で評価されるでしょう。」
最新型の6.5インチ・ネオジムLFドライバー2つと、コンサートグレードのリファレンスサブウーハーに搭載されているL-Acoustics社のラミナーベント・テクノロジーを備えたSB6iは、市場で最もパワフルで超小型のサブウーハーになっています。
4オームのエンクロージャーは29Hzまで再生し、最大114dBを出力します。これも2つのプリセットにより、メインシステムとのカップリングまたはデカップリング構成にマッチさせることができます。
SokaとSB6iは、フォーマットと性能を兼ね備えています。Sokaは単独で使用した場合、ボーカル・パフォーマンスや空間音響システムとして理想的です。SB6iと組み合わせた場合、住宅、商業施設、高級住宅、ホスピタリティ空間におけるメインの音楽システムとして快適に使用することができます。その控えめでエレガントなフォルムとコンサートレベルの性能は、特に建築環境、企業空間、教会、美術館、芸術的パフォーマンスにおけるボーカルや音楽再生に最適です。極めて広い水平指向性と最大35mのスロー能力により、SokaはL-ISAのイマーシブ型設備に最適なソリューションとなっています。
L-Acousticsの最近のすべての設備向け製品と同様に、Sokaはその技術的特徴を見えないようにしています。背面に全てのマウントポイントとスピーカーコネクターが配置され、正面から見た外観はスマートでエレガントなデザインになっています。X4iで紹介した取り付けオプションはSokaでも利用でき、パン、チルト、パンティルトの各アクセサリーを用いてあらゆる方向で壁に取り付けることも、壁に埋め込むことも可能です。
SokaとSB6iは、L-Acousticsの特徴である伝統的なブラウンとホワイトの2色が標準ですが、RALプログラムによるカスタムカラーも可能で、あらゆる外観のデザインに対応します。SokaとSB6iは共にIP55に準拠し、屋内外を問わず設置が可能です。
Sokaは2023年第1四半期、SB6iは2022年第2四半期に出荷が開始される予定です。
SokaとSB6iが発表されたL-Acousticsの基調講演はこちらからご覧いただけます。