2024年7月
オランダ、ブスムの文化プログラムの要であるSpant!劇場は、新しいL-Acoustics Kara IIiプロフェッショナル・サウンドシステムを導入し、オーディオ品質を大幅に向上させました。このアップグレードは、より広範な改修の一環であり、会場のさまざまなイベントでサウンド体験を向上させることを目的としています。

「特に、最前列の観客からは音がきつすぎるという声があるのに、バルコニーの観客からは聞こえにくいという不満があったので、分布の問題を解決するために、20年前のシステムを更新する必要性を認識していました。」とSpant!劇場の音響技術者であるヤーン・ウィレム・ファン・フォルスト(Jan Willem van Voorst)氏とフランス・フローレ(Frans Grolle)氏は説明します。


会場の要望は総合的なもので、分布の改善、適切な音圧レベル、オーディオ・スペクトル全体の正確な再生などです。重要なのは新しいシステムが、複数のヘッドセットを使用する企業イベントから演劇やコンサートまで、あらゆるものに対応できる高い汎用性が必要だったことです。

慎重に検討し、L-Acoustics 公認プロバイダー・ディストリビューターの Fairlight とデモを行った結果、L-Acoustics Kara IIiによるプロフェッショナル・サウンドシステムが最適な選択肢として浮上しました。チームは L-Acoustics Soundvision ソフトウェアを使用して緊密に連携し、Spant! 劇場の特定の要望に合わせたソリューションを設計しました。


新しいセットアップには、それぞれ2 台のSB18 IIiサブウーハーと8台のKara IIiエンクロージャーで構成される左右のラインアレイが採用されています。追加のコンポーネントには、ステージ上のKS28サブウーハーとX12インフィル、フロントフィル用の4台の5XTスピーカー、バルコニーのライト・コーブの後ろに5XTインフィルがあります。


「設置作業はスムーズでとてもプロフェッショナルでした。」とファン・フォルスト氏は指摘します。「FairlightとL-Acousticsのチームは、アンプの配置や接続などの細部に細心の注意を払いながら、社内技術者とうまく協力してくれました。その結果、パワフルで使いやすいシステムが実現しました。」

このアップグレードにより、Spant!劇場はさまざまなイベントプログラムに対応できるようになりました。新しいシステムにより、会場全体の音響分布と音質が改善され、特に以前は難しかったバルコニーエリアが改善されました。

「結果には非常に満足しています。」とファン・フォルスト氏は締めくくります。「新しいシステムは、社内プロダクションと社外イベントの両方で期待に応えています。すべての来場者に高品質のオーディオ体験を提供する能力において、大きな前進です。」

このL-Acousticsへのアップグレードは、Spant!劇場の将来への重要な投資であり、さまざまなパフォーマンスやイベントで優れたオーディオを提供する能力を強化します。

Frans Grolle (左) と Jan Willen van Voorst

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