モロッコ最高のナイトクラブ、テアトロ・マラケシュがL-Acoustics K2へのアップグレードでワールドクラスの地位を確立
2024年3月
テアトロ・マラケシュは、モロッコ初のナイトクラブとして2003年にオープンしました。今でも2,000人収容のこの施設は世界で有数のナイトライフ体験のひとつを提供しています。モロッコだけでなくアフリカで最高のナイトクラブで、世界のトップ50にランクインし続けていることから、旅行者やアーティストの人気スポットとして確固たる地位を築いています。ナイトライフの有名スポットになる前、テアトロ・マラケシュはアフリカ大陸初のミュージックホールとして60年前に設立されました。そんな経緯をもつクラブは、ドラマチックな演劇とダイナミックなモロッコのテーマが混在した独特な内装と、ショーに対する派手な趣向の両方を受け継いでいます。
世界ランキングの地位を守るためにプロ仕様のサウンドシステムにアップグレード
競争が激しい世界のナイトライフランキングで誰もが憧れる地位を守るカギは、常に最高の技術を維持することにあります。そのため、テアトロ・マラケシュは、最近、L-Acousticsを高く評価している国際的な一流アーティストを惹きつけるようにK2によるプレミアムなサウンドシステムを導入しました。Omnia Las Vegasを訪れ、L-Acousticsのプロフェッショナル・サウンド・システムに触発されたテアトロ・マラケシュの経営陣は、パリを拠点とする有名なナイトクラブ・コンサルタント、Fox Agencyのティモテ・ルナール(Timothée Renard)氏とL-Acoustics公認プロバイダー・インテグレーターのPotar Hurlant社と共にアップグレードを行いました。「私たちの主な目標は、人気の国際的なアーティストを魅了し、メインフロアから特別なVIPエリアまで、すべてのクラブ利用者にユニークな体験をしてもらうために、ライダー適応性の高いサウンドシステムを導入することでした。」とルナール氏は説明します。
ルナール氏とPotar Hurlantのチームは、L-Acousticsアプリケーションエンジニアのパスカル・シャルセ(Pascal Charousset)氏と協力し、中央のダンスフロア、中二階、ダンスフロアに面した超VIPラウンジ、DJブースのすぐ後ろにあるミニVIPゾーンを含むスペースの各セクションに特別のサウンドデザインを設計しました。メイン・ダンスフロアとアッパー・バルコニーは、片側6台のK2と各ハングの後ろにフライングされた4台のカーディオイド構成のKS28によるL/Rシステムでカバーされ、片側3台のA15 Wideがメイン・ダンスフロアのインフィルに、片側2台のA15 Focusがパフォーマーとダンサー用の演台のサイドフィルに使用されています。DJブースの両側にはKS21が1台ずつ設置され、その上にはA15 Focusが2台モニター用に設置されています。DJブースの後方には2段になったミニVIPエリアがあり、上段には3台のA15 WideによるLCRシステムが、下段には5台のX8コアキシャルが設置されています。このエリアから、3台のA15 WideによるLRハングと1台のKS28がダンスフロアをカバーしています。14台のLA12Xと3台のLA4Xアンプリファイド・コントローラーがMilan-AVBネットワーク経由でシステム全体を駆動しています。
VIPラウンジの変貌
バルコニーの下にある超VIPラウンジには、フロントシステムとなるA15 WideとA15 Focus1台ずつによる2つのハングと、さらに後方の隅にA15 Wideによる2つのハングと、グランドスタックされた1台のKS28の上に2台のKS21サブウーハーによるシステムが設置されています。「私たちは、VIPエリアで比類ない体験を味わってもらうために、低域に迫力を出したかったのです。大切なお客様に、音楽を聴くのと同じように音楽を感じていただくことが一番望んでいることです。」とテアトロ・マラケシュのコミュニケーション・マネージャー、ジュリアン・アンティノフ(Julien Antinoff)は語ります。
ルナール氏は締めくくります。「このオーディオのアップグレードは、お客様やアーティストから好評を得ています。L-Acousticsが届けるコンサートサウンドシステムを新たに体験することは、新しい次元のクラブに足を踏み入れるようなものです。特にVIPエリアは、この革新を証明していると思います。」