2024年5月
かつて自転車工場だった建物をナイトクラブに改装し、レコード・レーベルとDJやプロデューサーのエージェントも運営するThe Other Sideは、新しいL-ISA空間オーディオ・システムによって、ヨーロッパのナイトライフの最前線に立つことになりました。L-ISAによるイマーシブ型体験を提供する世界初のナイトクラブであるThe Other Sideの900人収容可能なメイン・ルームは、観客を360度の聴覚体験で包み込むように設計された、14.1.5の完璧なイマーシブ・ソリューションを誇ります。L-ISAシステムは、アーティストにクリエイティビティを無限に拡大し、ナイトクラブを全く新しいレベルに引き上げます。

「このようなクラブを始めるなら、看板商品は音でなければならない」

クラブのオーナー兼経営者であると同時に、プロデューサー、ミュージシャン、アーティスト・マネージャーでもある、The Other Sideを支える多才なカップル、ドゥーシュカ・フレーデ(Doeshka Vrede)氏とヤスパー・ルーヴィック(Jasper Löwik)氏は、当初から最高の音質を目指していたと説明します。「The Other Sideは、アーティストが成長し、創造性が溢れ、自己表現が求められる場所です。」とフレーデ氏は語ります。「このようなクラブを始めるなら、看板商品は音でなければならないのです。」二人は、サウンドエンジニア兼空間音響の専門家であるステファン・リーム(Stefan Liem)氏と組んで、ビジョンを実現しました。 すでにL-AcousticsとL-ISAの空間技術に精通していたリーム氏は、このような画期的な技術を導入する機会を心待ちにしていました。

L-Acousticsオランダ公認プロバイダーAudio Solvationと連携し、リーム氏はA15 FocusA15 Wideを各1台ずつハングした5.1シーンシステムを設計しました。9台のコアキシャルX12エンクロージャーは、左右と後ろの壁の3面にそれぞれハングされてサラウンドサウンドを提供します。さらに5台のX12が天井に埋め込まれてオーバーヘッドシステムとして機能します。4台のKS21サブウーハーによる2つのスタックがステージの左右に設置されており低音域を補強し、2台のX8コアキシャルエンクロージャーはDJブースの近くでフロントフィルを提供します。システムは、1台のLA7.16iと5台のLA4Xアンプリファイド・コントローラーにて駆動されます。

イマーシブサウンドは、空間をひとつの楽器に変える

ゲストDJは、このテクノロジーをどのように使うかを選ぶことができます。L-ISA Stereo Mapperの機能を使ってステレオでパフォーマンスすることもできるし、リーム氏の指導のもと、イマーシブサウンドの能力をフルに活用し、L-ISAのクリエイティブな可能性を最大限に追求することもできます。「リームさんはまさに音の魔術師のように、空間をひとつの楽器として使っています。」とフレーデ氏は語ります。

リーム氏は締めくくります。「L-ISAは最高です。The Other Sideにとって、テクノロジーの最先端を行くこと、オーディエンスに新しい体験をもたらすこと、そしてその技術を生かしたがるアーティストに積極的に協力してもらうことは、極めて重要なことでした。このプロジェクト全体を進めるための適切なリソースがすべて用意されていましたし、L-ISAは、私がこれまで扱ってきた他のイマーシブ型テクノロジーよりもはるかに安定しています。すべてが円滑に機能することが重要ですが、L-ISAならそれが可能です。」

アムステルダム最高のサウンドシステム

フレーデ氏は、The Othersideの将来について、そしてどのように限界に挑戦し続けることができるかについて、前向きに考えています。「11月のオープン以来、クラブは大きな話題を呼んでいます。多くの人が、アムステルダムで最高のサウンドシステムだと評価してくれています。観客にとってもパフォーマーにとっても新しい経験で、みんな興奮しています!」