Brown Note Productions に新たに設立された音響設備部門は、ワイオミング州に最初のL-Acousticsシステムを導入し、フルレンジ、ライダー適応性の高いサウンドをこの会場に提供することによって、Arts and Sciences Auditorium が現代の音楽および演劇のパフォーマンスに対応できるようにしました

2019年3月

ワイオミング大学(UW)キャンパスの「Arts and Sciences Auditorium」はアールデコ調で、もともと「Liberal Arts Building」として知られていました。1,800席の会場は、1935年2月から1936年6月の間に、大恐慌の間に連邦公共事業局のプロジェクトとして建設されました。世界中で時間が進んだ一方、A&Sオーディトリウムでは、時間が止まったかのようです。実は、その老朽化したPAシステムに機器をレンタルしてブーストしなければならないことが多くありましたが、それでも学校が招聘しようとしていた演劇や音楽のツアーリングプロダクションの要望を満たせませんでした。今年1月、古いシステムの総入れ替えを行い、L-Acoustics Karaシステムを導入しました。サウンドは全く新しくなりました。

UWの新しいPAは、2018年Parnelli賞の「Hometown Hero Sound Company of the Year」受賞者であるBrown Note Productionsの音響設備部門によって設計および設置されました。システムは、両側に12台のKaraによるメインレイ、6台のエンドスタックされたKS28のサブウーハーシステム、コアキシャルX8 6台のステージリップフィル、X12のモニターシステムで構成されています。また、ラック内に6台のLA4Xと2台のLA12Xアンプコントローラーでドライブしています。さらに、デンバーに本社を置くBrown Note Productionsは、新しいPAをミックスするためにDiGiCo S31コンソールをFOHに設置しました。


「これはワイオミング州で初めてのL-Acousticsのインストールでしたが、すべてがうまく行きました。」と、Brown Note Productionsとその子会社であるBrown Note Productions Integrationの社長であるRyan Knutson氏は述べます。「私たちはツアーやレンタルで長年業界で知られており、世界的に有名なアーティスト、会場、そしてフェスティバルのプロダクションにL-Acousticsシステムを供給しています。しかし、私たちは6年以上も固定設備にサウンドシステムを施工し成功を納めてきたので、これを機に Brown Note Productions Integration を立ち上げました。L-Acoustics Karaシステムを採用したワイオミング大学のキャンパスにあるArts and Sciences Auditoriumは、弊社のショーケースプロジェクトの1つです。」

Knutson氏によると、劇場の主な課題は新しいハングポイントを設置することでした。これに成功すれば、Karaシステムを完璧な位置にフライングして、コンポーネントを完全にステージから外すことができるということでした。「システムがプロダクションやサイトラインのいずれにも干渉しないように、プロセニウム・アーチにできるだけ近く、文字幕の前に配置できるシステムを頼まれました。」と説明。「これは、古いグラウンドスタック型システムでは不可能でしたが、Karaは最適です。コンパクトでパワフル、リグが簡単で、カバレッジが広いです。」

また重要なことは、新しいL-Acousticsサウンドシステムは、そのサウンド・パフォーマンスで広く認められている、ライダー適応性の高いシステムの本質をもたらします。「A&S オーディトリウムのマネージメントチームは長年、トップミュージックと演劇のパフォーマンスが開催できるようになることを夢見ていました。」と言います。「これからはできます。誰でもL-Acousticsブランドを知っています。そして誰もが最高の音質を提供することを知っています。これから、この歴史的な会場はそれに値するパフォーマンスを上演することができるでしょう。」