さて乗船です! M/S Viking GloryはL-Acousticsと素晴らしい航海を始めます
フィンランドのディストリビューターIntersonic Ltd.がバルト海の最先端クルーズ船にL-Acoustics AとXシリーズのスピーカーを納入
2022年9月
フィンランドの船会社であり、バルト海北部の旅客輸送における市場をリードするブランド「Viking Line Abp」が所有・運航するViking Gloryは、Viking Lineのフリートに新たに加わった船で、2022年3月にストックホルム、マリエハムンとトゥルク間の毎日の航海を開始しました。Viking Gloryは、中国の厦門造船工業の造船所で建造され、世界で最も環境に優しい船舶の一つとなる多くの先進的で革新的な技術を備えています。加えて、L-Acoustics社の最先端のサウンドシステムを搭載し、世界で最も壮大な群島を旅する体験を、比類ないサウンド体験として提供しています。
「Viking Line社から新造船へのオーディオシステム提供の依頼を受けたときは、とても感激しました。」とIntersonic社のセールスマネージャー、ヨルマ・ティッカ(Jorma Tikka)は語ります。「最先端の技術、美味しい食事、フレンドリーなサービスとともに、チームは世界クラスのエンターテイメントを求めていました。これはViking Lineが得意とするところであり、Intersonicに依頼をした理由でもあります。なんと言っても、我々はフィンランドの大手AV機器プロバイダーの1つなのですから!(笑)」
Intersonic社のチームは、Viking Line社のAVマネージャー、トーマス・ソイントゥラ(Tuomas Sointula)とプロジェクトマネージャーアキ・パルキラ(Aki Parkkila)と密接に協力し、船内のVista Room Club、Vista Lounge、Torget、Algoth’s Bar、Kobba Restaurant & Bar、Fyrenプライベートレストラン、ショッピングモール、会議室の8エリアで完璧なバランスのとれた均一なサウンドを提供するL-Acousticsサウンドシステムの設計に取り組みました。
Viking Lineのチームから「船上のリビングルーム」と呼ばれるVista Room Club & Loungeは、床から天井まで広がる高い凸型の窓から美しい夕日や朝日を楽しむことができるスペースです。エンターテインメント界のスターたちは、夕暮れ後のVista Room Clubのステージに設置されたA15 Wide x 4台、A10 Wide x 1台、X8 x 2台、5XT x 17台、KS21 x 4台、アンプリファイド・コントローラーLA4X x 7台により、最高品質のライブミュージック体験を届けています。Vista Loungeのオーディオは、L-Acoustics X8 を2台、ハイパワー超小型サブウーハー SB15mを1台、LA4Xを2台採用しています。
TorgetはViking Gloryのソーシャルハブで、ゲストは夜の乾杯や朝のコーヒーミーティングを楽しむことができます。大きな窓の外には海が広がり、空間の中央には2フロアに渡って巨大なLEDスクリーンが設置されています。サウンドはL-Acoustics X8によるサウンドシステムが提供し、空間全体を優れたカバー率で美しく響かせます。オーディオセットアップ全体は、8台のX8、3台の5XT、4台のSyva SUBスピーカーで構成され、4台のLA4Xにてドライブされています。
フィンランドの有名な冒険家にちなんで名付けられた「Algoth Niska」というバーでは、豊富なカクテルメニューを味わいながら、L-Acoustics X8スピーカーとSB15mサブウーハーによって、その場の雰囲気に合わせて楽しむことができます。
お腹が空いたら、Viking Gloryで素晴らしいオーディオとともに、たくさんのお食事を提供しています。ビストロスタイルのレストラン「Kobba」のリラックスした雰囲気は、目立たないX8キャビネットで補完されています。また、12名までの朝食や夕食で予約できるプライベートレストラン「Fyren」には4台の5XTが、群島の絶景を引き立てる魅力的なオーディオを提供しています。バルト海初のショッピングモール、Marketでもおいしいものを食べることができます。世界各国の料理や船内のベーカリーで焼かれたスイーツを提供する複数の屋台が並び、正確に配置された8台の5XTが空間に完璧なカバレッジを提供します。
最後に、Viking Gloryの真新しい会議施設は、最大400名まで収容可能な14室のフレキシブルな会議室を備え、すべての部屋に最先端の技術ソリューションが備わっています。これには、12台のX8キャビネットと2台のSB15mサブ、2台のLA4Xで駆動されたトップクラスのサウンドシステムも含まれています。
Intersonic社のシステムデザイナーであるパウリ・モルナール(Pauli Molnár)は、システムのキャリブレーションとチューニングを行うためにL-Acoustics社のP1プロセッサーとM1ソフトウェアを導入したと語ります。
「M1/P1が発売されて以来、すべてのキャリブレーション作業にM1/P1システムを利用しています。チューニングのワークフローは、これまでの方法と比べると少し異なりますが、一度コツをつかめばもう迷うことはないでしょう。L-Acoustics SoundvisionのシミュレーションとAutosolverからM1、そしてNetwork Managerで利用できる全てのツールまで、L-Acousticsが提供する統合サービスの一部ですが、我々はそれを非常に高く評価しています。」 とモルナールは絶賛しています。「Viking GloryはViking Lineの船舶の中で初めてすべての施設にL-Acousticsのサウンドシステムを搭載した船となりました。業界で高い評価を得ているL-Acousticsのサウンドを導入できたことを大変喜ばしく思います。」とトーマス・ソイントゥラは締めくくります。「この船の最高水準の設備にマッチした音質で、とても汎用性が高いものです。レストランやバーでお気に入りの曲を楽しんだり、会議を開いたり、クラブで夜明けまで踊ったりしたいと思ったときに、L-Acousticsは新しいレベルのオーディオ体験をもたらします。それが、次世代の旅行体験を提供するというViking Lineからの約束です。」
写真提供:Viking Cruise Lines