2024.04.24
広島国際会議場 フェニックスホールが高い明瞭度を持つL-Acousticsを導入
108P
108PエンクロージャーはL-ACOUSTICS®の同軸パワードスピーカー“Pシリーズ”におけるリファレンス・ライブモニターです。周波数帯域幅は55Hzから22kHzです。また、パワードのサブウーハーSB15Pを加えれば低域を40Hzまで広げられます。
108Pはコンパクトであまり目立たないバスレフ型のエンクロージャーの中に、8インチの低域トランスデューサーと1.5インチのダイアフラムコンプレッションドライバーを搭載した、バイアンプの同軸構成になっています。このようにトランスデューサーを同軸配列にすることで、周波数帯全域で干渉を発生させることなく100°の軸対称な指向性出力となめらかな音色を実現し、特にモニター時のフィードバックには並外れた強さを発揮します。
システムにはスピーカーを管理するDSPと2チャンネルのパワーアンプモジュールが含まれています。そしてデジタルフィルターはシステムクロスオーバーネットワーク、ドライバーのタイムアラインメント、ラウドスピーカーコンポーネントのサーマルプロテクションを管理します。DSPの包括的なパラメーター管理機能によって、トランスデューサーのユニークな線形ドライブの特性が生まれます。
くさび型の108Pは、垂直面に対して30°にキャビネットを設置できるため、ステージモニターとして使用する場合にとても便利です。高品質なバルト海産のカバの合板を使用したキャビネットにはポールマウントソケットを装備していますので、スピーカースタンドを用いたセッティングも行えます。また、オプションのブラケットETR8-2を用いればフライングも可能です。108Pアクティブエンクロージャーはバイアンプ方式で、内蔵DSPが4種類のアプリケーションモードを最適化します。:
• フロントモード …メインのFOHシステム用
• フィルモード …分散システムなどのフィル用
• モニターモード …ステージモニター用
• クロスオーバー …サブウーファーSB15Pの追加時
108Pエンクロージャーの性能は、選択したプリセットとシステムの物理的な構成に依存します。
タイプ | アクティブ 2ウェイ同軸エンクロージャー |
パワーアンプ | セルフパワード |
周波数特性 (-10 dB) | 55 Hz – 22 kHz ([FRONT]) |
最大 SPL1 | 127 dB ([FILL]) |
公称指向角度(-6dB) | 100°軸対称 |
トランスデューサー | LF: 1 x 8インチ 耐水性 |
HF: 1 × 1.5インチ コンプレッションドライバー | |
電気的特性 | 入力: バランス、最大レベル + 12 dBu (0 dB セッティング) |
DSP: 24 bit/48 kHz | |
パワーアンプ出力:LF= 1 x 500 W 4 Ω、HF= 1 x 260 W 8 Ω | |
コネクター | 2 x XLR in パラレル |
2 x Powercon® 100V | |
リギングとハンドリング | ETR8-2(オプション) |
35 mmポールマウント | |
重量(本体) | 13 kg |
キャビネット | プレミアム バーチ積層合板 |
フロント | 防錆コーティングを施したスチールグリル |
音響透過性3Dファブリック | |
フィニッシュ | ダークグレイブラウン Pantone 426C |
ピュアホワイトRAL 9010 | |
IP | IP30 |
1-クレストファクター4のピンクノイズを用いて自遊空間1m地点におけるピークレベル ([ ]内に表記されたプリセットにて)