BCM 104 はラジオアナウンサーやDJがNeumannの完璧な技術と共に感情を届けられるように完成させた、専用のブロードキャストマイクロフォンです。

音声向けに特別に最適化されて設計開発されたポップスクリーンと、衝撃保護設計のラージダイヤフラムコンデンサーカプセルを内蔵しています。トランスレス回路が直接的でノイズのないサウンドを保証します。

ブロードキャストでは、スタジオレコーディングよりもはるかに早くリスナーへ声が届けられます。Neumannは、語り手の話やそこに込められた気持ち、最新情報などを私たちに伝えるラジオのDJやアナウンサー、ニュースキャスター、トークショーの司会の方たちの労働環境を考慮した、専用のマイクロフォンを開発しました。

BCM 104 は話し手の感情を完璧に伝えるように設計されています。また、業界スタンダードのマイクロフォンブームアームに最適化された機能特性を備えています。BCM 104 のエラスティックマウントが、構造物ノイズを防ぎます。

ヘッドグリル後部に内蔵されたポップスクリーンが、カプセルに向けたエアーブラストや破裂音を防ぎます。衛生面を考えて、ヘッドグリルはひねって簡単に外し、クリーニングできる構造になっています。

BCM 104 のラージダイヤフラムコンデンサーカプセルは、音声の色づけや不要なアーチファクトなしに、声のニュアンスを全て捉えます。BCM 104 の電子回路のセルフノイズは7 dB（A）と極めて低く、最大138 dBという非常に高い音圧レベルを歪みなしに扱うことができます。トランスレスでバランスのとれた出力によりハムの干渉を最小限に抑え、コンピュータースクリーンなどからの不要な外部信号に対して高いコモンモード除却を保証します。またサブソニックフィルターが20 Hzに満たない周波数を抑えます。近距離で喋るときのために、近接効果を補正する100 Hzのローカットフィルターを使用することもできます。

2つ目のスイッチは、-14 dBのプリアッテネーションを作動させ、通常はコンデンサーマイクロフォンよりはるかに感度の低いダイナミックマイクロフォン向けに設計された機材と組み合わせて BCM 104 を使えるように出力レベルを下げます。通常、ローカットやプリアッテネーションはセッティングの際に一度だけ選ぶものなので、いずれのスイッチもマイクロフォン内に隠れるように設計されています。

BCM 104 は後方のサウンドの排除に長けたカーディオイドパターンとなります。周波数特性は非常にリニアで、4 kHz周辺でゆるやかなプレゼンスブーストを、10 kHz以上の高音域でわずかに持ち上げを行うことで、音声の明瞭度を高めます。極めて優れた過渡応答により、BCM 104 は音声の驚くほど細かなニュアンスまで捉えます。また、幅広い周波数特性から、BCM 104 はボーカルの歌声や多岐にわたる楽器など、話し言葉以外の用途にも用いることができます。