Kシリーズに属するKaraIIiは、スタンドアローンまたは適合サブウーハーであるSB18IIiと組み合わせても使用できるモジュラー式ラインソースシステムです。重量およびフットプリントと音圧の対比がクラス最高水準を持つ可変曲率ラインソースとして構成されているKaraIIiは、パフォーミングアートセンター、劇場、オペラハウス、宗教施設、企業施設、展示場など、明瞭さとロングスロー能力を必要とする会場に最適です。

また、KaraIIiは、パンフレックスと0°～10°のエレメント間の角度設定により、あらゆるオーディエンス観客席の形状にあわせてカバレージを正確に調整できます。1台のKaraIIiエンクロージャーで、70°および110°対称、または90°左右非対称の4種の水平方向指向性パターンを提供します。指向性を狭く制御した70°設定は、110°設定と比較して出力が2dB増加し、スローイング能力と均一なSPL分布の向上を実現します。

KaraIIiのみでの構成でも、ボーカル拡声や軽めの低域を伴う音楽用のメインシステムとして使用できます。目立たないように軽量化されたエンクロージャーは、視界をクリアにし、必要な負荷を最小限に抑えます。また、適合サブウーハーSB18IIiと組み合わせることにより、KaraIIiモジュラーシステムは、フライングまたはスタッキングでもバンドワイズ、コンター、出力パワーを必要とするあらゆるプログラムに対応します。

KaraIIiは、中規模から大規模の会場での固定設備で、単体での使用のほか、適合サブウーハーとの組み合わせて展開できる、モジュール式のラインソースシステムです。ボーカルや軽音楽用のメインシステムとして最適で、クリアな視界と軽量性を提供します。KaraIIiはSB18IIiとのカップリングまたはデカップリングの構成で、あらゆるプログラム素材をホストすることができます。

専用フレームKARAIIi-BUMPとオプションのM-BARiでKARAIIiをフライングさせることができます。KARAIIiアレイが小型の場合は、より軽量なフレームとプルバックアクセサリーのKARAIIi-RIGBARを使ってフライングさせることができます。また、追加のリギングアクセサリーにより、地面や天井に固定したり、ダウンフィルとして設置することも可能です。

¹-クレストファクター4のピンクノイズを用いて自遊空間1m地点におけるピークレベル （[ ]内に表記されたプリセットにて）
²– LA2Xiを使用した最大SPL値については、LA2Xiのシステム仕様書を参照してください。