Neumannシステム KM A は、最も厳しい要求にも応えるモジュール式マイクロフォンシステムです。8つの異なったスモールダイヤフラムカプセル（KK 120 ～ KK 185）は、アナログアウトプットステージ（KM A）に組み合わせることができます。
コンポーネントはすべてニッケルまたはネクステルブラック（nx）の2つのカラーがございます。幅広いアクセサリーを取り揃えており、これ以上ないほど幅広いフィールドで使用することができます。

過去のシリーズの KM 100 と比べ、この新しい KM A システムは実証済みの音響設計を保ちながら非常に小型化されたパッシブカプセルを採用しています。

新しい高度な電子部品により、セルフノイズの軽減、幅広いダイナミックレンジ、非常に高い電磁耐性などの電子音響および操作面で数多くのメリットを獲得しました。

モジュール式の採用により、カプセルを外してスペシャルケーブルを使用することでアウトプットステージから最大100 m 離れたところで使用できます。

通常の使用では LC 4 ケーブルを用いて5 または10 メートルの長さで使用できます。または様々な長さのカプセルエクステンション、スイベルカプセルジョイント、スイベルスタンドマウントなどを使用して柔軟なマイクロフォン設定を実現可能です。アナログおよびデジタルのアウトプットステージの寸法は共通（ 経 22 mm、長さ 93 mm ）となっています。アクセサリーパーツはすべて両方のアウトプットステージに取り付け可能です。

アナログのトランスレスアウトプットステージ KM A は P 48 のファンタム電源を使用します。切り替え可能な – 10 dB のプリアッテネーションにより最大 152 dB の音圧レベル（カプセルの種類によって異なります）を実現できます。

どのような場合でもユーザーは単に KM A のアウトプットステージを使用するだけでシステム全体の変更費用なしに切り替えることができます。

Neumann のマイクロフォン技術に関する詳細は以下をご覧ください。
www.neumann.com

特にご要望があれば、KM A アウトプットステージを旧式の KM 100 カプセル（AK シリーズ）でお使いいただけるよう、メカニカルアダプター（AR 100 KA）をご提供します。

KM A システムは、新しい電子設計で、純粋で自然なサウンドを実現しました。このシステムは、一般的にアコースティック弦楽器、金管楽器、木管楽器、パーカッション、シンバル（ドラムのオーバーヘッド）、環境音およびスピーチなどのレコーディングに適しています。

カプセルはいずれも軸外の色づけが非常に少ないのが特徴で、とりわけNeumann の傑作である KM 84 がベースの KK 184 カーディオイドカプセルは顕著です。周波数特性が極めて低い圧力トランスデューサー、 KK 131、 KK 133 および KK 183 はオーケストラや合唱のレコーディングに最適です。

特に KK 133 は上記の用途に適した独自のカプセルとなっています。伝説のNeumann M 50 マイクロフォンおよびその後継モデル M 150 の技術設計コンセプトに基づき、極めて薄いチタン製ダイヤフラムを使用。このダイヤフラムは、同じくチタン製のバックプレートとわずか数ミクロンしか離れていません。KK 133 カプセルは先例のない精度で極めて速い過渡応答を実現します。取り外し可能なサウンドデフラクションスフィアにより中、高周波数で音圧を早く滑らかに上げることができます。そのため指向性はカーディオイドカプセルのように高周波数で増加しますが、圧力トランスデューサーのように KK 133 のバス伝送は最低周波数までリニアで、近接効果もありません。