2024.07.02
地域の架け橋を担う砂川市地域交流センターゆうがKivaIIを導入
■ 入出力
LA2Xiはアナログ入力を4系統、フェイルセーフリレー付きアクティブリンク端子コネクターを備えたAES入力を4系統、etherCONを介して最大8チャンネルまでのAVBストリーム入力を1系統搭載。AVBからAES、AESからアナログへの自動フォールバック機能により、リダンダントなオーディオパスを構築できます。
LA2XiはMilanプロトコルに基づくシームレスなAVBの冗長化をサポート。プライマリネットワークの接続が切れた場合、オーディオは自動でセカンダリネットワークに切り替わり、音切れや切り替えノイズは発生しません。
入出力のルーティングはLA Network Managerから行います。
柔軟な出力チャンネルアーキテクチャにより、LA2Xiはさまざまなアプリケーションのニーズに対応し、4、3、2、1の出力チャンネル構成を可能にします。シングルエンドモードでは、小さなスピーカーにマッチしたパワー供給や、大きなスピーカーへのスケーリングされたパワーの供給、ブリッジモードではサポートしているすべてのスピーカーに最大SPLの能力を提供します。
■DSP
すべてのL-Acousticsアンプリファイドコントローラーは、スピーカーマネージメント、スピーカーおよびアンプリファイドコン トローラーのプロテクション、自然で透明感のあるリアルなサウンド体験を実現するシステム調整のための包括的なツール セット、これらを処理するパワフルなDSPリソースを搭載しています。DSPエンジンは次の3つのブロックに分かれています。
システムアライメント:最初のブロックでは、システムの各エレメントに最適なサミングを作り出し、コヒーレントなシステムを構築するためのツールを提供します。出力チャンネルごとに、ゲイン、最大1秒までのディレイ、極性を設定できます。
システムトーンバランス:2つ目のブロックでは、システム内の異なるアレイや会場ごとに異なる環境などに対して、一貫した音色を維持するための高度なツールを提供します。アレイモーフィングは、アレイ形状に関わらずラインソースのトーンバランス調整に用います。アジャスタブルなIIRおよびFIRリニアフェイズフィルターのセットは、会場や目的に合わせたシステムのファインチューンに用います。空気吸音補正ツールは、高域ドライバーのリソースを確保しながら大気条件に合わせてシステムレスポンスを調整します。
システムパフォーマンス:3つ目のブロックは、自社開発のスピーカープリセットを介してスピーカーレスポンスとシステムプ ロテクションを均一に保つシステムパラメーターです。プリセットに統合した独自開発のL-DRIVEプロテクションシステムは、 出力を最大化するとともに非線形性動作を最小限に抑えます。L-DRIVEの最適なプロテクションにより、高耐久性のパフォー マンスを実現し、リニア/ノンリニアの両領域において透明性の高い音を維持します。
■システムモニタリング
L-Acousticsアンプリファイドコントローラーには、アンプとスピーカーのステイタス、振る舞い、継続性をチェックするためのモニタリング機能が備わっています。アンプリファイドコントローラーは、パワーアンプの故障だけにとどまらず、入出力信号の整合性、レベル、温度、電圧値をモニターできます。障害とみなされる動作はすべて、LA Network Managerコントロールソフトウェア内でリアルタイムに報告されます。
リアルタイムのロードプレゼンステストと定期的なサイレントテストを組み合わせて出力回路をモニタリングします。ロードチェッカー機能は、出力ケーブル、パラレル接続のエンクロージャー数、プリセットと接続されているエンクロージャーが一致していることを検証します
入力信号に障害が発生した場合、フォールバックモードにより自動で瞬時にプライマリー信号タイプからフォールバック入力(AVB→AES、AES→アナログ)に切り替わります。アンプリファイドコントローラーはMilanプロトコルに基づくデュアルネットワークリダンダントをサポートしています。2つのAVBネットワークを同時に実行し、プライマリネットワークに障害が発生した場合には、アンプリファイドコントローラーがセカンダリネットワークにシームレスに切り替わります。
■グリーンパワー
L-Acousticsの最新世代のアンプリファイドコントローラーは、主電源に100V±10% (50-60Hz)に対応するユニバーサルスイッチモード電源(SMPS)を採用。SMPSには力率改善回路(PFC)を搭載し、不安定な主電源に対しても非常に高い耐性を保ちながら、ほぼ100%の電力を活用することでアンプの効率を最大化します。PFCとクラスD増幅回路の組み合わせにより、高エネルギー効率、低熱放散、電力要件への適合(ケーブルゲージ、パワーコンディショニングなど)を実現しています。
LA2Xiは1系統の10A回路から、記録的なホールドタイムで4Ωに対して4 x 640 W RMSの電力を供給します。L-Acousticsのアンプリファイドコントローラーは長時間(通常200ms)にわたって高出力を維持できる設計が施されており、これにより、特に低域においてスピーカーシステムから最高のパフォーマンスを引き出します。
アンプリフィケーションとパワーサプライ | |||||
アンプクラス | 高効率クラスD | ||||
出力パワー(全てのチャンネルを駆動) | 4ch 4Ω | 4ch 8Ω | 2ch 16Ω | 2ch 8Ω | 1ch 4Ω |
ピーク出力パワー 12 dB クレストファクター、サインバースト、1 kHz、 2 ms | 710W | 370W | 190W | 1400W | 2750W |
出力パワー(200 ms)、サインバースト、1 kHz、 200 ms、 < 1 % THD | 640W | 360W | 190W | 1260W | 2550W |
パワーサプライモデル | 力率改善回路(PFC)搭載、ユニバーサルスイッチモードパワーサプライ(SMPS) | ||||
定格電源 | 100 V ±10%、 50-60 Hz | ||||
オーディオ仕様 | |||||
周波数特性 (20 Hz – 20 kHz、8 Ω、 60W 出力時) | ± 0.25 dB | ||||
歪率 THD+N (20 Hz – 10 kHz、8 Ω、 60W 出力時) | < 0.1% | ||||
出力ダイナミックレンジ (20 Hz – 20 kHz、 8 Ω、 A-ウェイト、デジタル入力) | > 113 dB | ||||
ノイズレベル (20 Hz – 20 kHz、 8 Ω、 A-ウェイト、デジタル入力) | < – 78 dBV | ||||
DSP |
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デジタルシグナルプロセッサ(DSP) | 第4世代デュアル SHARC 32-bitフローティングポイント、 96 kHz サンプリングレート | ||||
I/O ルーティング | 4×4 ルーティング と サミング マトリクス | ||||
出力チャンネルごと | 8 x IIR 3 x FIRフィルター 内蔵EQステーション アレーモーフィング(LFコンター・ズームファクター)、空気吸音補正フィルター |
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スピーカー位相リニアライゼーションとインパルスレスポンス向上用内部IIR・FIR EQアルゴリズム | |||||
L-DRIVEアドバンスドシステムプロテクション(偏移・温度・過電圧) | |||||
出力ディレイ 0 msから1000 ms | |||||
保護回路 | |||||
主電源とパワーサプライ | 過不足電圧/温度過上昇/過電流/突入電流保護 | ||||
パワー出力 | 過電流保護/直流/回路短絡/温度過上昇 | ||||
入力 / 出力 |
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アナログ入力 | 4 チャンネル、 3 ピン フェニックス ユーロブロック | ||||
AES / EBU 入力 | 4 チャンネル (2xAES3)、 3 ピンフェニックス | ||||
Milanシームレスデュアルネットワーク対応AVB入力 | 4チャンネル 48kHz / 96kHz 最大8チャンネルの1ストリームから | ||||
スピーカー出力 | 2 x 4 ピンフェニックス ユーロブロック | ||||
リモートコントロールとモニタリング |
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ネットワーク接続 | デュアルポート ギガビット イーサネット インターフェース | ||||
GPIO | 4 GPIO アイソレートフォトカプラー入力、アイソレートリレーコンタクト | ||||
DSP バックアップ外部電源用入力 | 24 V DC、2 ピンフェニックス ユーロブロック | ||||
サードパーティーマネージメントソリューション | Q-SYS® / Crestron® / Control4® / Savant®/ SNMP / Extron® | ||||
動作条件 |
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温度 | 室温0℃から+50℃ | ||||
寸法 |
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W x H x D | 483 x 44.45 x 265 mm | ||||
重量 | 4.40 kg |