LA7.16
LA7.16
商品概要
DSP搭載 マルチチャンネル パワーアンプ
- 16 x 16 構成
- コンパクト(2U)
- Milan-AVBによるシームレスな冗長性
- L-SMARTパワーマネージメントテクノロジー
- マルチチャネル・アプリケーションに最適化
- 高度な離散化プロセス
LA7.16 について
LA7.16は、高離散化アンプリフィケーションとプロセッシングが有益なアプリケーションに独自のソリューションをもたらすレンタル向きの16×16構成のアンプリファイドコントローラーです。16の各出力チャンネルは8Ωで最大1300W、4Ωで1100Wの出力が可能なので、ほとんどのL-Acousticsスピーカーを数多くドライブすることができます。このような高いチャンネル密度とパワー性能の組み合わせにより、LA7.16は中規模から大規模のツアー用途に最適なパートナーとなっています。
LA7.16が提供する柔軟な機能セットは、企業イベントや 短期間の展示スペースなど、さまざまなスピーカーエンクロージャーを組み合わせて使用するシステムや、あらゆるタイプのプロダクションに有益です。ラインソースを使用するアプリケーションでは、最新の全周波数オートフィルターアルゴリズムを活用したシングルエレメントの離散化により、オーディエンススペース全体に均一なカバレージを提供することができます。L-ISAハイパーリアルや没入型ハイパーリアルシステム、ミュージカルや演劇のツアーなど、個別のチャンネル処理を必要とする展開では、16の個別の入出力を活用することができます。さらに、LA7.16は、L2やL2Dなどのプログレッシブ・ウルトラデンス・ライン・ソース(PULS)システムのドライブに最適な補完機能を備えています。
一般的にアンプの電源ユニット(PSU)とその出力チャンネルは、最も要求の厳しい、電力を大量に消費するスピーカー(通常はサブウーハー)をドライブするようにリニアに構成されています。しかし、ほとんどのシステムは、パッシブとアクティブ、スモールとラージ、サブとフルレンジなど、さまざまなスピーカーの組み合わせで構成されており、信号に時間的なオフセットがあることも少なくありません。このため、アンプチャンネルごとに特定のタイミングで固有の電力供給が必要となり、PSUに対する全体的な需要が減少します。LA7.16は、予測モデリングアルゴリズムを用いてPSUと各アンプチャンネルのマネージメントを行う、L-Acousticsが開発した先進のパワーマネジメント技術であるL-SMARTを統合します。ハードウェアセンサーからフィードバックされたデータはDSPによって解析され、ドライブするスピーカーシステムのリアルタイムなニーズに適応します。極めて高い短時間のピークパワーと、7000Wの長いホールドタイムを提供するPSUは、このエネルギーを先進のクラスD出力段にダイナミックかつインテリジェントに供給し、最適なシステムパフォーマンスを保証します。
LA7.16は、ラックスペースの効率化と統合コスト削減のためにコンパクトな2Uシャーシで構成され、L-Acousticsサウンドシステムに関連する二酸化炭素排出量を削減し、より大きくサステナブルへの取り組みをサポートしています。
スペック
アンプリフィケーションとパワーサプライ | |||
出力パワー(全てのチャンネルを駆動) | 16ch 4Ω | 16ch 8Ω | 16ch 16Ω |
ピーク出力パワー 12 dB クレストファクター、サインバースト、1 kHz、 2 ms | 1100W | 1300W | 700W |
出力パワーCEA-2006 / 490A、サインバースト、1 kHz、 20 ms、 < 1 % THD | 1000W | 920W | 580W |
アンプクラス | 高効率クラスD | ||
パワーサプライモデル | 力率改善回路(PFC)搭載、ユニバーサルスイッチモードパワーサプライ(SMPS) | ||
外部DSPバックアップ電源入力 | 24 V DC (±15%) / 0.8 A | ||
定格電源 | 100 V ±10%、 50-60 Hz | ||
オーディオ仕様 | |||
周波数特性 (20 Hz – 20 kHz、8 Ω、 60W 出力時) | ± 0.05 dB | ||
歪率 THD+N (20 Hz – 10 kHz、8 Ω、 60W 出力時) | < 0.1% | ||
出力ダイナミックレンジ (20 Hz – 20 kHz、 8 Ω、 A-ウェイト、デジタル入力) | > 119 dB | ||
ノイズレベル (20 Hz – 20 kHz、 8 Ω、 A-ウェイト、デジタル入力) | < – 79 dBV | ||
DSP |
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デジタルシグナルプロセッサ(DSP) | 第5世代デュアル SHARC 32-bitフローティングポイント、 96 kHz サンプリングレート | ||
I/O ルーティング | 16 x 16 ルーティング と サミング マトリクス | ||
出力チャンネルごと |
8 x IIR、4 x FIRフィルター 内蔵EQステーション アレーモーフィング(LFコンター・ズームファクター)、空気吸音補正フィルター |
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スピーカー位相リニアライゼーションとインパルスレスポンス向上用内部IIR・FIR EQアルゴリズム | |||
出力ディレイ 0 msから1000 ms | |||
テクノロジー | |||
スピーカー管理 | L-DRIVEアドバンスドシステムプロテクション(偏移・温度・過電圧) | ||
出力管理 | L-SMART 適応型出力管理 | ||
保護回路 | |||
主電源とパワーサプライ | 過不足電圧/温度過上昇/過電流/突入電流保護 | ||
パワー出力 | 過電流保護/直流/回路短絡/温度過上昇 | ||
入力 / 出力 |
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Milanシームレスデュアルネットワーク対応AVB入力 | 16チャンネル 48kHz / 96kHz 最大8チャンネルの16ストリームから | ||
AES / EBU 入力(アナログとコネクタを共有) | 2 チャンネル(1 x AES/EBU、44.1 – 192 kHz サンプリングレート) アクティブリンクとバイパスリレー付 | ||
アナログ入力 (AES/EBUとコネクタを共有) | 1チャンネル、リンク出力付 | ||
スピーカー出力 | 1 x SC32 コネクター (37 ピンの内 32ピンを使用) | ||
リモートコントロールとモニタリング |
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ネットワーク接続 | デュアルポート ギガビット イーサネット インターフェース etherCON I/O | ||
汎用入出力(GPIO) | 3 GPIO アイソレートフォトカプラー入力、アイソレートリレーコンタクト | ||
サードパーティーマネージメントソリューション | Q-SYS®/ Crestron® | ||
動作条件 |
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温度 | 室温-5℃から+50℃ | ||
寸法 |
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W x H x D | 483 x 88(2U) x 510 mm | ||
重量 | 15.8 kg |